「ミライスカート+」が完全復活。児島真理奈の清らかな歌声が、MUSE BOXを埋め尽くしたファンを癒す

 ミラスカが帰ってきた! 児島真理奈のソロユニット「ミライスカート+(プラス)」が11月13日(土)、約4か月のライブ休養を経て、第2のホームとも言える大阪MUSE BOXでソロライブ「ミライスカート+ライブ」を2部構成で開催した。ここでは13時からの1部の模様を紹介するが、先にその全容を記してしまうと、休養明けとは思えぬ歌唱力とパフォーマンスで彩られた圧巻のステージとなっており、アンコールも含めておよそ80分。全13曲を見事な歌声で披露してくれた。

 会場入口には、彼女の復活を祝う人々から贈られた花々が飾られ、それを見ながら清らかな気持ちとなって会場に入ると、そこには今日の日を楽しみにしていた多くのファンが集い、早くも大きな熱気が会場を満たしている。

 13時。恒例のオーバーチュアーに乗って颯爽と登場してくる児島の衣装は、7周年記念ツアーの東京公演で披露された「+」マークが賑やかなソレ。さて、復帰第1曲目には何を歌ってくれるのか? と高まる期待を抑えながらイントロを待っていると、なんといきなりの「COSMOsSPLASH」。しかも、これはライブ終盤のトークコーナーで彼女自身が語っていたことだが、本編中はパフォーマンス(ダンス)を控え、最後に予定していた「Beautiful Days」で踊って「(会場に集まったファンを)びっくりさせるつもり」だったそうだが、ステージに出てきてファンの顔を見た瞬間、「体が勝手に動いて踊っていた」のだという。しかも、4曲目にはもっとも激しい(と、かつて語っていた)「1秒前のシンデレラ」を配するなど、今回のステージにかける彼女の本気度を確信させてくれるものとなっていた(シンデレラも踊ってました)。

 後半、「春夏秋冬Dancer」(6曲目)を歌い終えてからのトークでは、「4か月ぶりのライブで、今後も(ライブを)続けていける体力があるのか分からなかったけど、歌いながら“行けるかもと思った”」そうで、「復帰しようと思います」という、ファンには嬉しい宣言も飛び出していた。

 その後も、新旧織り交ぜた楽曲が披露されていくが、中でも筆者が関心したのはその歌声。声量は休養前よりもむしろ増しているようで、特に低域方向の響きが豊かなものとなり、昨年より感じていた高域の伸びのよさと相まって、もう一段高まった魅惑の歌声となっていたのだ。ホームとも言えるMUSE BOXの音響も、清らかな彼女の歌声の魅力を、さらに引き出しているようだ。さらに、歌唱についても、歌詞を一言ひとこと噛みしめるというか、大事に歌うことで、聴くものにしっかりと届き、そこに描かれている情景が、彼女の再現力を通して眼前に描写されるようにも感じられた。

 途中には、ファンから募った質問に答えるトークコーナーも用意された。まさに児島らしいいかにもな回答(トーク)が展開され、会場には大きな笑い声と拍手が巻き起こる(内容はアレなので省きます・笑)。特に、獲得したアレの保存状態の表現は、「ハブ漬け?」「ホル真理ン漬け?」と、真理奈節も全開! 日記の内容も神がかっていた(爆)。

 8曲目に披露された「カガヤクイノチ」後のトークもふるっていた。「いつも、マイケル・ジャクソンが大観衆(子供)の前で歌っているところを想像しながら歌っているんですけど、皆さんの顔が段々と子供に見えてきて……。(歌唱の後半は)笑いそうになるのを我慢していました」とか。

 先週には誕生日も迎えており、「また一つ、無事に年を重ねられたことを皆さんに報告できてうれしいです。来年はいよいよミラ年になりますので、いいミラ代を迎えられるように頑張っていきます。いい話題の絶えない、いいお知らせがたくさんできるミラスカでありたいです。ネガティブなこともポジティブに変えていきたいです。これからもよろしくお願いします」というコメントを以て、復帰ライブの1部は終了した。

●曲目
1 COSMOsSPLASH
2 SPARK 4PATh
3 Rocket Love
4 1秒前のシンデレラ
――質問コーナー1
5 Melody
6 春夏秋冬Dancer
――復帰宣言
7 タイヨウの季節
8 カガヤクイノチ
――質問コーナー2
9 キラ☆ヒラ(ハートマーク)レボ★エボ
10 ミーゴ!ゴミーゴ!
11 Beautiful Days
――アンコール
12 逆境ガール
13 ナモナイオト

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