「広瀬アリス」主演ドラマ『失恋めし』配信開始記念祈祷イベントを開催。「見るとお腹が空きます」

 木丸みさきのコミックエッセイ「失恋めし」(KADOKAWA刊)原案、読売テレビ制作、広瀬アリス主演ドラマ「失恋めし」が、Amazonプライム・ビデオにて1月14日(金)から全10話一挙独占配信をスタートする。さらに、7月には読売テレビにて地上波放送が予定されている。

 ドラマ「失恋めし」の主人公でイラストレーター・キミマルミキを演じるのは、ドラマ・映画など話題作への出演が相次ぎ、人気と実力を共に兼ね備えた今最も注目を集める女優広瀬アリス、近所の花屋の青年を井之脇海、ミキのマンガを連載する出版社の編集者に村杉蝉之介、臼田あさ美、安藤ニコ、近所のお弁当屋を若林拓也がレギュラーキャストとして出演し、監督には、『勝手にふるえてろ』(17)『私をくいとめて』(20)などの話題の映画を手掛ける大九明子監督がメガホンを取ります。

 本作は、失恋で心を傷めた失恋人たちが各話に登場し、忘れられない美味しい味のエピソードとともにストーリーが展開していきます。各話ゲストとして門脇麦、前野朋哉、小西桜子、三浦透子、大友花恋、紺野ぶるま、深川麻衣、そして、林遣都というフレッシュで豪華なキャストが顔を揃えます。ミキと共においしいめしを味わううちに傷ついた心がいつしか癒され前向きな気持ちになっていきます。

 そこでこの度、本作の1/14からの配信スタートを記念して、広瀬アリス、井之脇海、臼田あさ美、安藤ニコ、大九明子監督が登壇し、ご祈祷イベントを実施いたしました。ドラマのロケ地となった神社でヒット祈願を行いました。さらには、本作ストーリーにちなみ、失恋した際に次の恋を見つけるべく前を向くためのアドバイスや、「寅年」にちなみ今年“トラ”イしたいことをキャストが発表しました!
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 ドラマ「失恋めし」のAmazonプライム・ビデオ独占配信開始を記念したイベントが1月14日、東京・大田区の新田神社にて行われ、広瀬アリス、井之脇海、臼田あさ美、安藤ニコ、大九明子監督が登壇した。

 配信がスタートした今の気持ちを広瀬は「去年の夏・秋と撮影して、冬に来ると同じ場所なのにこんなに景色が違うんだなと思ってとても感動しています」と実際のロケ地であった新田神社を見渡し、「やっとですね。1月までまだまだだなと思いつつ意外と早かった」と話す。そんな広瀬に大九監督は「ずっと作ってるからね、こっちはね」ツッコミ、会場からは笑いがおきた。

 広瀬は続けて、「私自身も配信されるのがすごく楽しみでした。エゴサーチが好きで、今日12時になった瞬間見たんですけど、既に面白いというツイートがいっぱいあってとても嬉しいなと思いました。早くもっともっと多くの人に見ていただきたいと思いました」と語り、ここで撮影していたことについて聞かれた監督は「東京都丸々区三角町という架空の町を爆誕させまして、そのランドマークとしてこちらの神社で撮影したので物凄くお世話になった場所です。」と撮影時を振り返った。配信開始の感想について監督は、「私も早く見てほしくて、配信ということで一挙にご覧いただくことも可能なので、色々な楽しみ方をしていただけるなとワクワクしております」と気持ちを語った。

 ドラマに出てくるお料理やお店の選定について聞かれ監督は、「物語にふさわしいお店を探していったりしたんですが、何軒か食べ歩いて衝撃を受けたお店を中心に決めていって。通常スタッフに撮影のしやすさや、カメラの引き尻を前提にロケ場所を決めていくんですが、今回そのことは一切考えず美味しくて素敵なお店ということで、スタッフには泣いてもらい、狭いけどとにかくここは最高だからということでお店は独断と偏見で決めました」と語り、広瀬は「全部美味しかったです。しっかり持ち帰って家でも食べましたし、撮影の前半の期間、結構食べるシーンが多く、前半ぷくっとしてしまって」と話すと、監督が「全然そんなことないですよ。どこ入っちゃうのかなと、俳優って不思議な生き物で。物凄い食べていただいて」と撮影秘話を明かした。

 一方共演者の井之脇は「食べるの楽しみだったんですけど、台本を開いたらあんまり食べるシーンがなくて、ちょっと悲しかったんです(笑)。それでも3種類くらい食べさせていただいたんですけど、本当にどれも美味しくて、「失恋めしシーズン2」があったらもっと食べるシーンを増やしてほしいな」と次回作の制作へも意気込みを見せた。

 「撮影のスケジュールで“ランチをしながらロケハン”というのを見てしまって、これは監督本気だぞと思って(笑)。台本を見ながら何を食べれるのかと思ってたんですが、焼き鳥と小籠包を食べれるということで、その日をとにかく楽しみにしていました。本当に美味しかったです」と臼田が話し、安藤も「酒盗カルボナーラを広瀬さんと食べて、結構大食い早食いするシーンだったのですが、すごい珍しいカルボナーラで美味しかったです」と話すとそのお店に対し、監督が10年来通っている行きつけのお店だったことを明かした。酒盗カルボナーラについて広瀬も「めちゃくちゃ美味しかったですよ。ずっと口の中が幸せで、帰っても余韻に浸ってしまいました。」と絶賛した。

 花屋の青年を演じた井之脇は「お花屋さんも実際のお花屋さんを使っていて、そこが結構変わったお花をたくさん置いていて。ドラマの中でも出てくるんですけど、南半球でしか咲かないお花を輸入しているお店で、見た事ない花がいっぱいで、すごく素敵なところでした」と話し、また役作りについては、「あまりお花に詳しくなかったので、ブーケの本とかを買って、読み込んでお花の種類を覚えたり、青年がどういうお花好きなのかなっていうのを想像して、こういうお花が好きなんだ、じゃあこういう感性をもった優しいけど、ちょっとどこかこだわりがある役なんだなと思っていました。本当に花に助けられました。」と、感想を語った。

 今回演じたコミカルなSTO企画の2号さんというキャラクターを演じる上で臼田は「監督の演出に必死に着いて行くのみ!という感じで、台本に書いてあることはもちろんですけど、その場でおきたハプニングとかを監督はあれもこれもとアイディアを出して使ってくれるので、ついていくのに必死(笑)。これは毎回のことなんですけど(笑)」と役作りについて語り、「遊びが多い役だったので、思い切りやれて楽しかったです」と笑顔をみせた。

 しっかり者のSTO企画の3号さんを演じた安藤は「STO企画のゆるさの中で、3号は唯一常に真面目で正確でないといけなかったんですけど、1号さん2号さんキミマルミキさんの掛け合いが毎回本当にコミカルで、面白すぎて笑いをこらえるのに必死だったんです。」と話すと、広瀬が「いちばんアドリブで笑いをかっさらってたじゃん!」と安藤にツッコむ。「監督がちょっと英語をだしてみたいなというシーンもあって、そこでも3号のPassion(熱意)が英語でも出て来てるかな」と安藤の英語の発音の良さに一同盛り上がった。

 撮影中の印象的な出来事を聞かれると、撮影中に広瀬が井之脇に失礼なことを聞いてしまったという話題に。広瀬が「最近何されているんですかっていうノリで、最近失恋しました? って聞いてしまったんですよ」というエピソードで笑いを誘った。井之脇も「あんまり覚えてなくて、本当にさらっと昨日何食べた? みたいな感じで聞かれたんですよね。」と笑顔をみせた。井之脇が印象に残ったことを尋ねられると「広瀬さんがお花屋にきてお店から飛び出すシーンがあるんですけど、ドアに右半身を思いっきりぶつけてて、扉が壊れるんじゃないかの勢いだったんですが、それで監督がOKを出していたのがが衝撃的でした」と撮影秘話を語った。「だって痛い思いして使わないなんて勿体ない。美味しくいただきました(笑)」と監督が返した。

 酒盗カルボナーラを食べたシーンでは「口パンパンに食べてというご指導があって、限界まで入れたんですけど、アリスさんがアドリブでまだまだいけるよね、あともう一口とお声がけをいただいて、ちょっとプレッシャーを感じつつ、見せ場だなと思って食べたのを覚えてます」と撮影中に頑張ったことを安藤が話すと、広瀬は「芸能界の厳しさをここで見せました(笑)」と会場の笑いを誘った。すると監督が「先輩にもやってましたよ。吉田ウーロン太さんに大学芋を食べてもらうシーンをとってたら、本人が映ってないのに、「どうぞどうぞ、もう一つどうぞ、美味しいですよね、まだいけますね」って言ってたよね」と、広瀬が共演者に大学芋を進めていたことを暴露した。「食べてる姿を見ているのは大好きですね」と広瀬が笑顔をみせ会場を沸かせた。

 それぞれの“定番めし”について聞かれると、「お仕事で忙しいとどうしても食事のバランスが悪くなるので、健康めしをいっぱい作って、お弁当につめて現場にもっていくことが多いです。」と広瀬が答え、「頑張った日に自分へのご褒美で必ずポテトチップスを食べますね。ポテトチップスを食べるために日中お仕事を頑張ろうと決めていて。がんばった日はのり塩を食べますね。ご褒美飯です。」と井之脇はポテトチップス愛を語った。「あんまんを食べるようにしてます。温かいものを食べてると体にいい気がするんですよね。もしコンビニにで早朝何か買わなきゃいけないってなったらあんまんを買ってしまう。」と臼田。安藤は「“むくまない”めしで、生春巻きを食べることが多いです」と答えた。監督は「カレーを食べます。二日酔いの朝とか必ずカレー食べます」と答えた。

 本編に色々なタイプの失恋が描かれているなかで、失恋へのアドバイスを聞かれると、「私だったらいっぱい食べて、いっぱい飲んで、いっぱい寝てっていうのを繰り返すことですかね。いっぱい運動するとか、何か紛らわすかもしれないですね」と答える広瀬。井之脇は「都会の喧騒から離れて、自然の山とか川とか見に行ったり歩いたりするのがいいんじゃないかと思います。仕事で悩んだりすると僕は山に登りに行くんですけど、歩きながら仕事のこと考えたりすると、普段生きてて感じてることと違うところから物事が見れたりするので、失恋の時も新鮮な空気を吸って、考えて、悩んで、すっきりしたらいいんじゃないかな」と話した。

 今年の干支“トラ”にかけて今年“トラ”イしたいことを聞く場面では、ドラマの中でも活躍している「クリーン星人」が登壇者に回答用の絵馬を渡しに登場した。トライしたいことに広瀬は「“超、鍛える”です。シックスパックにしてみたい」と笑顔を見せ、「一回気を引き締めてやってみようかな。」と思いを語った。続いて、井之脇は「“星検をとる”です。お正月山に登ってて、その日は曇ってて星みれなかったんですけど、山小屋の人が星の話をしてくれて、めちゃめちゃ奥が深くて、興味が出ちゃいました。」と話した。臼田は「“アウトドア”です。散歩したりサイクリングしたり好きで、結構外が好きだなと気づいたので、キャンプとかしてみたいなと思って。山登りとかもいいなと思うんですけど。得意な人と頑張りたいと思います。」と答えた。安藤は「発酵食品づくりです。腸活目的で、腸は第二の脳と呼ばれてるくらいなので、自分で作ってみたら愛着わいてもっといただけるかなと。」と楽しそうに話した。「テントサウナやってみたいなという思いがございます。サウナがすごく好きで、時間があると行ってるんですけど、屋外のはやったことないので憧れがすごくあります」と答えた大九監督。臼田のアウトドアにも繋げて、各々トライしたいことを全部やろうと一同笑顔をみせた。

 最後に、クリーン星人より登壇者へ花束が贈られた。少し視界が狭いクリーン星人が看板にぶつかってしまうハプニングあるなかで花束を受け取った花屋の青年役だった井之脇は花言葉を尋ねられ、「広瀬さんの赤いラナンキュラスは魅力に満ちている、臼田さんのサンダーソニアは愛嬌、安藤さんの水色のスイートピーは永遠の喜び、大九さんのポピーは陽気で優しい、井之脇のグリーンアイスのバラですね、純粋」と発表すると、広瀬が「ぴったりですね」と声をかけた。

 広瀬は「この失恋めしという作品は、見終わった後にお腹がすきます。そしてなんか明日もちょっと頑張れるかと、トンと背中を押してくれる明るくなれる作品になっております。過ごし辛いご時世でもあるので、ぜひ失恋めしをみてほっこりしていただければ嬉しいです。」と、監督は「ドラマに出てくるお店、それからお店の方みなさん本物です。一生懸命おいしいものを作ってお客さんをお待ちしているんですけど、こういったコロナ渦のなかでなかなかみんなでわっと食べに行くことが叶わない時期ですし、テレビをご覧になっていただいてる方もみなさんそういったストレスを抱えてらっしゃると思いますが、っと見ていただいて、東京都の片隅にある三角町という町に遊びに来ていただいてほっこりしていただけたら嬉しいなと思います。」と締めくくり、明るい笑顔と共にイベントは幕を閉じた。