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ムービー・アクト・プロジェクト

  • 2025年6月7日

数々の、男と女の愛の物語が広がる。監督の没後3年に合わせた特別企画。『石井隆 Returns』

 海外でも評価が高まる石井隆監督。その没後3年に合わせて、6月6日からシネマート新宿、池袋HUMAXシネマズで初期作品の特集上映「石井隆 Returns」が行われる。これまで複雑な権利関係により、まとめて上映される機会が少なかった4作品の、HDリマスター版による初上映だ。作品は、次の4点。 ●『死ん […]

  • 2025年5月25日

72年の歴史に幕を下ろした沖縄の映画館と、ベテラン写真家による「魂の対話」、『劇場が終わるとき』

 2022年、72年間の歴史を閉じた映画館「首里劇場」のラストを追った作品。沖縄が米国の施政下におかれたのは1952年4月28日からの約20年間だから、そのようにされてしまう前から営業をおこなっていたということになる。一時期はピンク映画専門館になったこともあるようだ。名画座として再スタートしたものの […]

  • 2025年5月14日

夫婦それぞれが新しい恋の喜びに出会う。その行く先は……。『真夏の果実』

 ぶどう農家を営む妻・あゆみとその夫・龍馬が物語の一つの中心にある。龍馬は母親と二人暮らし、あゆみはそこに「嫁入り」した形だ。夫の母=姑と暮らしを共にするとは、それだけでもあゆみの一大決意がうかがえる。が、土地柄なのかその家の伝統なのかどうなのか、龍馬は妻を「おまえ」呼ばわりし、あれこれ命令し、乱暴 […]

  • 2024年11月22日

『死ぬことは、生きること』をテーマにした「不謹慎エンターテイメント」が遂に全国公開。『カオルの葬式』

 スペインやシンガポールからもやってきたスタッフと制作し、ニューヨークでも上映されて喝采を浴びたという一作。さてはどんなグローバルな内容なのかと思ってみたが、これが実は相当に「ローカル」かつ「トラディショナル」なモチーフ。そこに生きている者ならばいつか直面しなければならない問題「死」をぶつけてきて、 […]

  • 2024年7月5日

こんな「男女の入れ替わり」があるなんて! ストーリーの妙、キャスティングの妙が光る一作『愛のぬくもり』

 男女の中身が入れ替わる話、ときいたとき、ある程度の年齢の人がかなりのパーセンテージで思い出すであろう映画は『転校生』のような気がする。調べてみたら1982(昭和57年)、もう40年以上も前の作品だ。主人公は中学生だった。  いっぽう、この『愛のぬくもり』では現代の成人男女が入れ替わる。ここがとても […]

  • 2022年9月28日

田辺・弁慶映画祭4冠、第22回TAMA NEW WAVE コンペティション2冠の話題作がついに公開

 第15回田辺・弁慶映画祭4冠(グランプリ、観客賞、フィルミネーション賞、俳優賞・若杉凩)、第22回TAMA NEW WAVE コンペティション2冠(グランプリ&ベスト女優賞・上原実矩)に輝く青春映画、『ミューズは溺れない』が9月30日から東京・テアトル新宿で公開される。  いきなり「こんな展開があ […]

  • 2022年4月4日

映画『マイライフ、ママライフ』公開。「子育てと仕事の両立に悩む女性の感情をしっかりと物語に落とし込みました」(亀山監督)

 映画『マイライフ、ママライフ』の公開を記念して4月2日(土)、都内劇場にて舞台挨拶が行われ、W主演を務めた鉢嶺杏奈と尾花貴絵、共演の池田良、脚本監修の狗飼恭子、亀山睦実監督が登壇した。  亀山監督が本作を企画したのは4年前。撮影もコロナ以前に行われており、撮影から2年以上を経て、ようやく公開にこぎ […]

  • 2022年1月7日

“期待の新人監督スカラシップ”を受賞した新星「葉名恒星」監督作『きみは愛せ』のポスタービジュアルが解禁

 愛することにもがき苦しむ若者たちを描き出した群像劇『きみは愛せ』のポスタービジュアルと新場面写真が解禁! あわせて、カナザワ映画祭・小野寺代表からのコメントが到着した。  リサイクルショップで働く無欲な男・慎一(海上学彦)、スナックで働きながら好きな人を待つ毎日を過ごしている慎一の片想い相手・凛( […]

  • 2021年10月19日

時代が追いついたスリル作。中川奈月監督の『彼女はひとり』が待望の公開へ

 「孤独な復讐が始まる!」 パンフレットに書かれたキャッチフレーズに思わず身を乗り出してしまった。しかも“復讐”が赤字で記されているのだ。  気鋭の中川奈月が脚本・編集・監督を務める『彼女はひとり』が10月23日より東京・新宿K’s cinemaほか全国順次公開される。「復讐」の呼び水と […]