「九州女子翼」、ソロ・グループのパフォーマンスが大きく進化した「アコースティックレターライブ」、次回は12月8日に開催

 4人組のガールズグループ 九州女子翼が11月10日、AKIBAカルチャーズ劇場主催の「アコースティックレターライブ」の11月公演(秋公演)に出演。直前に出演した「GIG TAKAHASHI2」(11/3)の勢いそのままに、極上の歌声を聴かせてくれた。

 さて、前回の公演から、持ち歌メインの構成へと演目が変化しているが、先述した「GIG TAKAHASHI2」で魅せた、会場を巻き込むグルーブ感の醸成力を、本ライブでも遺憾なく発揮しており、ひじょうに勢いのあるステージングとなっていたのが印象的。「GIG TAKAHASHI2」で果たした長足の進化をさらに上回る、熱のこもったパフォーマンスであり、これまで見てきた同ライブの中でも、過去一と言える出色の完成度を誇っていた。

 そして、ソロのパフォーマンスの大幅な向上が、グループとしてのパフォーマンスの向上にも大きく寄与しているようで、中でも「Merry Go Round」「I Am Love」「fair wind」「キミは太陽」など、歌い出しの担当曲が多い鈴川瑠菜の成長は素晴らしく、今回は厚みだけでなく、高域まで澄み切ったクリアネスを備えたビーナスのような歌声を聴かせてくれた。

 また、実玖も充分に仕上がってきており、特に冒頭の「残響散歌/Aimer」では、力の入った太い歌声で、強烈な歌唱を放っていた。詩絵里は抜群の安定感を誇り、どの音域でも厚みと響きを感じられるその歌声は、ソロで行っている「詩の間」の成果を存分に発揮しているようで、まさにミューズの貫禄を体現しているよう。

 そして、今回のライブでは、特に花音の進化を強く感じた次第。声量が大幅にアップしており、「群青」で魅せた感情の疾走に、ようやく圧が追い付いてきたよう。その成長が、グループとしてのパフォーマンスアップにも大きく寄与しており、4人での斉唱(コーラス)パートでは、特に高域部分のクリアネスが大幅に上がり、清らかな歌声が楽しめるようになっていた。

 次回、九州女子翼のアコースティックレターライブの出演は12月8日(木)。秋公演ラストというだけでなく、現公演の最後のステージになるという。お見逃しなく。

 なお、翌12月9日(金)は「エモい女子翼。」(池袋 19:00~)、12月10日(土)は「定期公演 in TOKYO」(AKIBAカルチャーズ劇場 17:30~)、12月11日(日)は、対バンライブ「空と魁」(AKIBAカルチャーズ劇場 17:30~)が開催予定となっている。

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