「九州女子翼」、結成7年目に入り、よりアップデートしたパフォーマンスでスペースemo 池袋を真っ赤に染め上げた

 九州発のガールズグループ・九州女子翼が11月2日(木)、東京での第2のホームとも言える池袋のライブスポット・スペースemoにて、「Zeppへ女子翼 in TOKYO」を開催した。本ライブは、タイトルの通り、来年3月17日に決まった、グループにとって初(ファースト)のワンマンとなるZepp 福岡公演を成功させるべく、その機運を高めるために各地で行っている1時間の単独ライブだ。とはいえ、前回の記事でも紹介したように、ここemoで行われてきた「エモい女子翼。」のメンバープロデュース公演の形は引き継がれており、今回はなんと、新メンバー木城杏菜が初めてのプロデュースを担当することとなった。

 さて、SEは恒例の最新「Satellite Parade」で幕が明け、オープニングナンバーには、杏菜が大好きという「キミは太陽」を用意し、のっけから熱いステージが展開されていく。先月10月には、グループ結成6周年を迎えており、今回のemoは、7周年めに入って初の東京遠征ということもあってか、そのパフォーマンスにはZeppへの熱い思いも加わり、前回を1段どころではなく、2段も3段もアップデートしたかのような強靭なパフォーマンスが繰り広げられていく。女子翼だけに、まるで背中から羽が生えてきたかのような軽やかさで、しかもしなやかさも備えたその動きは、まさに極上なもの。声にも魂がのり、会場に集まったファンを盛り上げていく。最近はコールもOKになってきたこともあり、メンバーに促されたファンからは、かつてのような大きな声援が送られており、ステージ・会場が混然一体となって、熱く熱く盛り上がっていく様子が、手に取るように分かった。

 さて、MCコーナーでは杏菜らしく、杏菜の大好きなジブリをテーマにしたトークが、爆笑を誘いながら繰り広げられていた。多少端折るが、実玖は恒例の「バルス」ネタで盛り上げ、杏菜は、ジブリ作品の中で一番印象に残っているシーンを挙げ、当時はもっともっと幼かったこともあってか(今でも言いそうだが・笑)、両親が映画のようにならないかと、本気で心配していたらしい。

 以後は、ライブ第2ブロック、MC2へと進み、オーラス(杏菜語録では、後半戦ではなく、ラスト戦)の第3ブロックでは、杏菜が今回の曲目で一番こだわったという「翼」から「LOCKON」へのつなぎ(アウトロからイントロの流れが好きなのだとか)を再現し、最後は、大好きな曲=「キミは太陽」で全体をサンドイッチ(冒頭と最後にこの曲を配置)した構成を無事やり遂げて、終幕となった。

 九州女子翼は、11月3日には、昨年に引き続き「GIG TAKAHASHI3」(主催者の誕生日当日開催)に出演する。前回、不調で叶わなかった詩絵里の弾き語りも予定されている。

 なお、11月10日(金)にはここスペースemoで「黒い女子翼」が、11月12日(日)には、AKIBAカルチャーズ劇場にて、東京定期公演が開催される。次回、スペースemoでの「Zeppへ女子翼 in TOKYO」(実玖プロデュース)は、12月8日(金)開催予定だ。

●九州女子翼・曲目
SE
1 キミは太陽
2 fair wind
mc
3 Welcome To The Music
4 Star Seeker
5 Starry Night
mc
6 翼
7 LOCKON
8 キミは太陽

●「九州女子翼1st one-man live “TAKE WING”」
2024年3月17日(日)開催
時間:開場16時~/開演17時~
会場:Zepp Fukuoka

九州女子翼 X
実玖 X
詩絵里 X
鈴川瑠菜 X
花音 X
木城杏菜 X