“最強にして伝説の殺し屋”ジョン・ウィックを題材にしたシリーズの第3弾。ただし今回の主役はアナ・デ・アルマス扮する“イヴ”だ。

イヴとジョン・ウィックの関係は、一種の先輩・後輩関係にあたる。共に、孤児を集めて暗殺者とバレリーナを養成する(このコンビネーションも実に魅力的だ)ロシア系犯罪組織:ルスカ・ロマでスキルを磨いた間柄なのだ。彼女には組織に赴いてまでも、「殺し」をなしとげなければならない理由があった。それは「父親を殺した奴らへの復讐」。世の中に人間を奮起させるものは数あれど、「私怨」ほど感情を燃えがらせるものはないのかもな、と強く思わされた。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』ではボンドウーマンに選ばれ、映画『ブロンド』でマリリン・モンローに扮したアナ・デ・アルマスは今回、“切れ味鋭いアクションの鬼”と化している。発する英語の力強さと歯切れよさは、彼女がキューバ出身であることを知るとさらに驚きとなる。むろんジョン・ウィック役のキアヌ・リーブスも登場するが、今回の作品は“キアヌ・プレゼンツ・アナ”という感じ。シリーズ第三作となる『ジョン・ウィック:パラベラム』を観た方には「ああ、ここがこうなっていたのか」との発見もあるはずだ。魅力的な外伝である。
映画『バレリーナ:The World of John Wick』
8月22日(金)全国公開
監督:レン・ワイズマン
製作:チャド・スタエルスキ
出演:アナ・デ・アルマス アンジェリカ・ヒューストン ガブリエル・バーン ノーマン・リーダス イアン・マクシェーン キアヌ・リーブス ほか
2025/アメリカ/英語/シネスコ/5.1ch/映倫:R15+/原題:BALLERINA/R15
配給:キノフィルムズ
(R), TM & (C) 2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
公式サイト
https://ballerina-jwmovie.jp/