ミラ・ジョヴォヴィッチ、ますます凄みが増している。元旦からこれが劇場で観られるのか! アドレナリンを呼び起こす100分間だ。

原作はアメリカ人小説家、ジョージ・R・R・マーティンの短編小説。それを7年の歳月をかけて映画化したという。ミラが扮するのはグレイ・アリスという魔女。人々に希望を託される存在であると同時に、そんな彼女を面白いとは思わず、壊滅させようという者もいる。だから追いもするし、追われもする。映像にはエフェクトがこれでもかと使われていて、音響はド迫力のひとことに尽きるし、「こんなことがあるなんて」的、驚きの展開も続くのだが、その現実離れした感覚、スケールの大きさが、最近なんだか小市民的映画が増えてきたように感じている私には、実に新鮮。ファンタジーの醍醐味を剛速球で投げつけられたような気がするし、そこに猛烈なアクション・シーンと、まさに不死身というしかないミラ=グレイ・アリスの存在感が加わるのだから素敵ではないか。
椅子に座って見ていても、映像や音質に凄みがあるので、なにか自分も“ひと戦い”してきたような、そんな疲れが観終わった後にドッと来る。だがその疲れは、快い質のものだ。監督・脚本・製作はポール・W・S・アンダーソン。元日からTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国ロードショー。
映画『ロストランズ 闇を狩る者』
2026年1月1日(木)【元日】 TOHOシネマズ 日比谷 ほか全国公開
監督・脚本:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、デイヴ・バウティスタ、アーリー・ジョヴァー、アマラ・オケレケ、フレイザー・ジェームズ
原作:ジョージ・R ・R ・マーティン「In The Lost Lands」
2023/ドイツ・アメリカ・スイス/カラー/シネスコ/5.1ch/英語/字幕翻訳:佐藤恵子/
原題:In The Lost Lands/100 分/G
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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