ロマンティックコメディ『天空の結婚式』がいよいよ公開。息子が連れてきた男の婚約者を巡るイタリア家族の大騒動

 ニューヨークのオフ・ブロードウェイでロングラン上演されていた『My Big Gay Italian Wedding』を基にした映画が、満を持して公開される。それがイタリア映画『天空の結婚式』だ。監督と脚本はイタリアのコメディ映画界の重鎮アレッサンドロ・ジェノヴェージ。1月22日(金)からYEBISU GARDEN CINEMA、シネマカリテほか全国順次公開される。

 舞台となる場所はイタリア、ラツィオ州に位置する集落「チヴィタ・ディ・バニョレージョ」。映画『ホタルノヒカリ』にも登場した崖の上の“天空の村”といえば、「ああ、そうか」と思い出す方もいらっしゃるだろう。そして物語の背景には、2016年、イタリアの下院議会で同性カップルの結婚に準ずる権利を認める「シビル・ユニオン」法が可決されたことがある。

 主人公のアントニオはドイツ・ベルリンで暮らす役者。一時期は女性と恋愛関係にもあったものの、パオロ(♂)と出会って間もなく夢中になり、結婚を考えるようになる。アントニオの母は同性の結婚に寛容だったが、村長を務める父はそうはいかない。発言も振る舞いもマチズモ(マッチョ)に満ちている彼に、「男どうしのウェディング」は理解不能なものだった。そしてパオロの母も息子の趣向には賛同できない。さらにアントニオの元カノは、やっぱり男性とじゃなくて女性の自分と結婚してほしいと思っている。

 さあ、この、絡まった糸を、いかにほぐして、誰もが笑顔になれるハッピー・ウェディングにもっていくか。その努力と奮闘を、たっぷりのユーモアとペーソスで描き切るのが、この作品の面白味だ。

 ウェディング・プランナー役として、斯界の大御所であるエンツォ・ミッチョが本人役で登場するのも話題になろう。集落の美しい景色や、六本木ヒルズアリーナでライヴを行なったこともある気鋭シンガー、ジョバンニ・カッカモの絶品バラードを味わいつつ、アントニオとパオロの愛を祝福しようではないか。

映画『天空の結婚式』

1月22日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテほか全国順次公開

<出演>
ディエゴ・アバタントゥオーノ、モニカ・グェリトーレ、サルヴァトーレ・エスポジト、クリスティアーノ・カッカモ

<スタッフ>
監督:アレッサンドロ・ジェノヴェージ
原案:「My Big Gay Italian Wedding」 アンソニー・J・ウィルキンソン
原題:Puoi Baciare Lo Sposo
字幕:山田香苗
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館
提供:日本イタリア映画社 配給:ミモザフィルムズ
配給:ミモザフィルムズ
2018年/イタリア/イタリア語・ドイツ語/90分/カラー/シネスコ/5.1ch
(C)Copyright 2017 Colorado Film Production C.F.P. Srl

オフィシャルサイト http://tenkuwedding-movie.com/