映画『ダンシング・マリー』、世界各地でさまざまな賞を受賞した注目作が、いよいよ国内で11月5日より公開

 独自の世界感を創出し、次々と新作を世に送り出している鬼才SABU監督最新映画『DANCING MARYダンシング・マリー』(以下、ダンシング・マリー )は、11月5日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開いたします。

 本作は、長編映画単独初主演となるEXILE NAOTOが演じる主人公・しがない市役所職員の研二と、山田愛奈演じる霊能力を持つ女子高生・雪子が各地を駆け巡り、時空を超えて奮闘する様子が描かれている純愛サイキック・エンターテイメント。

 10月21日(木)16:00より、「ヒューマントラストシネマ渋谷 スクリーン1」にて、主演のEXILE NAOTOさん、共演:山田愛奈さん、石橋凌さん、そしてSABU監督が登壇する完成披露上映会舞台挨拶を実施いたしました。
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 本作は、解体予定のダンスホールに棲みついたダンサー・マリー(坂東希)の霊から、『恋人のジョニー(吉村界人)を探してほしい』と頼まれたしがない市役所職員の藤本研二(EXILE NAOTO)と霊能力を持つ女子高生の麻田雪子(山田)が、2人の恋を成就させるため、時空を超えて奮闘する純愛サイキック・エンターテイメント。

 撮影から3年が経ち、これまで世界13カ国の映画祭で受賞・正式出品された本作だが、今回、ようやく日本でのお披露目となった心境を尋ねられたEXILE NAOTOは「この映画の情報が解禁されてから公開に至るまで、かなりお時間が空いてしまいましたけど、やっとここにたどり着くことができました」と感慨深げに語り、「その間で、ありがたいことに海外の映画祭で受賞させていただいたり、出品させてもらって、少しずつではございますが、みなさんの期待を煽るような情報はあったんですけれども、やっと今日、みなさんにご覧いただくことができます。長いことお待たせいたしました」と挨拶。

 山田は「3年という長い月日が経ったので、私も今こうしてこの場に立って、会場に来てくださったみなさん一人ひとりの顔を見て、やっと日本でも上映されるんだなという実感が徐々に湧いてきました」と声を弾ませると、EXILE NAOTOは「撮影時19歳だった山田愛奈さん、23歳になりました。久々に会ったら大人になっていました」と月日の流れを実感。これに、研二と雪子が行方を追うジョニーの行方を知る人物・アニキ役を演じる石橋が「当時60…」とコメントして会場の笑いを誘うと、EXILE NAOTOは「石橋さん、お変わりないです!」と突っ込みを入れる一幕もあり、石橋は「3年という月日がすぎましたけど、コロナ禍で悶々としていた時期に、ポルト(国際ファンタスティック)映画祭、ブラジル、イタリアの映画祭で続いて受賞をしたと聞きまして、それが非常に自分にとっても励みになりました。SABU監督が映画の本質にこだわって、海外を意識してモノ作りをしている証拠だと思います」と吐露し、SABU監督を称えた。

 そんな登壇者と初めて会った際の第一印象を尋ねられたSABU監督は「NAOTOは『ポストマン・ブルース』が大好きですって言ってくれて、すごくいい奴って思いました(笑)。山田さんは霊能力を持っていそうって思いました。石橋さんは高校時代にARBの大ファンだったので、友だちに自慢できるなって思いました」と笑顔で語った。

 また、撮影時の思い出を聞かれると、EXILE NAOTOは「初主演映画ということで、緊張感と責任感といろんな思いが混じって撮影に入らせていただきました。北九州で1ヶ月間くらいずっと滞在しながら、監督に身を委ねて撮影をしていたんですけど、(撮影)2日目くらいですかね。けっこう長く喋るシーンがあって、それが終わった瞬間に(SABU監督から)『僕の思っていた役のイメージとぴったりだ』と言っていただいたことを糧に、1ヶ月頑張りました」と回顧し、改めて、本作で長編映画単独初主演を果たした心境を聞かれたEXILE NAOTOは「こうして役者活動をさせてもらっている中で、いつか主演などができればと思っていたんですけれども、それがまさか僕がずっと若い頃から見ていたSABU監督の作品で初めての主演を迎えるなんて、本当に夢のようで、若い頃の自分に自慢したいようなありがたいチャンスだったので、毎日、緊張感もあったんですけど、夢が叶っている瞬間を毎日実感できた撮影期間でしたね。嬉しかったですね」と笑顔で振り返った。

 そして、撮影時の思い出について山田が「東京と北九州が極寒で、台湾は暖かったんですけど、北九州で石橋さんの殺陣のシーンがあって、NAOTOさんとモニターで拝見させていただいていたんですけど、石橋さんの白い息さえも美しかったです」と目を輝かせると、EXILE NAOTOは「白い息を出さないように、寒い中、氷を舐めていらっしゃいまいたよね」と告白。これに石橋は「2月の小倉で、私が敵方の組長宅に殴り込みに行くシーンだったんですけど、そのシーンに合わせたかのように雪が降ってきてですね。それが障子越しに映ったりしていまして、CGだとかVFXでは表現できないような味わい深いシーンになりました。私的には映画の神様が降りてきた瞬間だと信じています」としみじみと語った。

 続けて、霊能力を持つ女子高生という役を演じるに当たって、どんな役作りをしたか尋ねられた山田は「霊が見えるって実体験し難い役柄だったので、最初は“霊が見えたらどんな感じなんだろう”って考えていたんですけど、特殊能力以前に雪子って普通にみなさんと変わらない感情を持っている女の子だなと思ったので、あくまでそういう能力はあるけど、普通の女の子ということを忘れないように演じていました」と打ち明けた。

 さらに、2019年10月に行われたスペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭に出席したEXILE NAOTOは、現地の雰囲気や反響などを聞かれると「僕は初めて国際映画祭というものに行かせていただいたんですけれども、街がお祭りのようで、夜の10時・11時くらいに到着したんですけど、監督とロビーでお会いして『これから映画を見に行こうぜ』って言われて行ったら、人が多くてすごく活気がありましたね。それでSABU監督と一緒にいるとサインを求められたりして、改めてSABU監督のファンが海外にも多いんだなと実感して、映画が海を越えていろんな人たちに届いているというのを目の当たりにした初めての経験でした」興奮気味に語った。これにSABU監督は「シッチェスは、作品は何本か行っているんですけど、参加したのは初めてで、すごく温かく迎えていただいて、拍手だったりが起こって嬉しかったですね。NAOTOよりもちょっと前に(現地に)入っていたんですけど、(近くの)海がヌーディストビーチだというので行ってみたら男の人ばかりでなんだこりゃと思いました(笑)」と裏話を披露して笑わせた。

映画『DANCING MARYダンシング・マリー』

11月5日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

<ストーリー>
解体予定のダンスホールに棲みついたダンサー・マリー(坂東希)の霊から恋人のジョニー(吉村界人)を探してほしいと頼まれた、しがない市役所職員の研二(EXILE NAOTO)と霊能力を持つ女子高生・雪子(山田愛奈)が二人の恋を成就させるため、時空を超えて奮闘するヒューマン・コメディ。

EXILE NAOTO(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS)
山田愛奈 坂東 希 吉村界人 / 石橋 凌

監督・脚本・編集:SABU エグゼクティブプロデューサー:EXILE HIRO 「DANCING MARY」製作委員会:LDH JAPAN ローソン 制作プロダクション:ディープサイド 配給・宣伝:株式会社キグー 製作:LDH JAPAN
(C)2021 映画「DANCING MARY」製作委員会

https://www.dancing-mary.com/