2022年、72年間の歴史を閉じた映画館「首里劇場」のラストを追った作品。沖縄が米国の施政下におかれたのは1952年4月28日からの約20年間だから、そのようにされてしまう前から営業をおこなっていたということになる。一時期はピンク映画専門館になったこともあるようだ。名画座として再スタートしたものの、経営者も兼ねる館長の死去によって、営業を終えることとなった。

映像は、「営業をやめ、取り壊される日が近づいている」劇場内での収録場面が中心。沖縄県大宜味村生まれの高名な写真家・石川真生(1953年生まれ)がフィルムカメラで劇場の様々なところを撮影する風景、踊り子の第一人者である牧瀬茜のパフォーマンスもフィーチャーされる。「自分の知らない歴史」にたっぷり触れることのできた充実感を味わうとともに、最後の描写の、「歴史と若さ」、「破壊と静寂」のコントラストにも唸らされた。監督・真喜屋力。
映画『劇場が終わるとき』
5月24日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
製作・監督・撮影・編集:真喜屋力
出演:石川真生、金城政則、牧瀬茜 、ほたる、とんちピクルス、平良竜次、佐久田立々夏、金城裕太、仲田幸子(特別出演)、仲田まさえ
ナレーション:木村あさぎ
音楽監督:上地gacha一也
演奏: kgk 川崎巽也(guitar)、上地gacha一也(bass)、城間和広(drum)
音楽録音(kgk):森脇将太
劇中歌:『祝日』タテタカコ 『夢のなかでないた』とんちピクルス
エンディング曲:『ダニーボーイ』 真喜屋志保(トランペット)& kgk
ドローン撮影:平良竜次
宣伝事務局・制作進行:林恭子
宣伝デザイン:平井晋
資料提供:仲栄真浩、野口麻美、入川正充、那覇市歴史博物館、金城家、NPO法人シネマラボ突貫小僧、首里高校養同窓会、沖縄テレビ放送株式会社、有限会社ハマジム、石川真生
協力:金城家(首里劇場)、大城弘明、深谷慎平、株式会社シネマ沖縄、桜坂劇場、株式会社スタートライン、株式会社丸昇建設、首里劇場調査団、有限会社ハマジム
配給宣伝協力:ムービー・アクト・プロジェクト
2024年/90分/DCP/日本/PG-12
公式サイト
https://gekiowa.com/