- 2025年3月15日
ニューヨーク・タイムズが「現代アメリカのサブカルチャーを風刺した変幻自在の作品」と評した話題作が日本上陸、『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』
虚実ないまぜ、リアルとファンタジーの間を揺れ動く、なんとも不可思議な作品だ。最初の数分、「どう見ればいいのだろうか?」と心の中がゆらゆらしたことを正直に申し上げておきたい。が、自分の鑑賞上のスタンスなどいったん忘れて、映像の流れに身を任せていくと、これが面白い。と同時に、これはとんでもない社会派作 […]
虚実ないまぜ、リアルとファンタジーの間を揺れ動く、なんとも不可思議な作品だ。最初の数分、「どう見ればいいのだろうか?」と心の中がゆらゆらしたことを正直に申し上げておきたい。が、自分の鑑賞上のスタンスなどいったん忘れて、映像の流れに身を任せていくと、これが面白い。と同時に、これはとんでもない社会派作 […]
学生時代にレッド・ツェッペリンの「天国への階段」に大感動し、そのギタリストであるジミー・ペイジに傾倒して数十年。ただそのように演奏するのではなく、その時々にペイジが使用した楽器、アンプ、衣装、アクションなどに徹底的にこだわりながら、まさに「再現芸術」というしかない世界に自らを置く求道者がジミー桜井 […]
1984年シンガポール生まれの監督・脚本家、アンソニー・チェンが制作した初の中国語作品。キャリアを見ると、カンヌ国際映画祭の特別賞やカメラドールを受賞、ほか第14回東京フィルメックスの観客賞、台湾金馬奨での四冠(作品賞・新人監督賞・助演女優賞・脚本賞)、トロント国際映画祭のプラットフォーム賞ノミネ […]
2006年頃、夢の中で眉がつながった奇妙な風貌の男と出会ったという女性患者がニューヨークの精神科で多発した。彼女らの証言を元にモンタージュ写真を作成し、ネット上に公開したところ、世界各国で夢の中で同じ男を見たという証言が多発。謎の男は「This Man」と呼ばれ、恐れられた。 世界で最も不可解で […]
第73回ベルリン国際映画祭でダブル受賞を果たし、ほかドイツ映画賞の主要5部門受賞、アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートなどでも話題を集める一作、『ありふれた教室』が5月17日から全国公開される。 舞台となるのは、とあるヨーロッパの中学校。中心人物は、新たに赴任してきたばかりの先生であるカーラだ。 […]
『ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ』が好評上映中のところ、レゲエ・レジェンドであるジミー・クリフの絶頂期(といっていいであろう)の記録『ボンゴマン』がデジタル・リマスター化されて3月22日から新宿シネマカリテほかで全国順次ロードショーされる。 私は10年ほど前に彼の来日公演に接し […]
実にドラマティックなヒーローものだ。消防隊員が実に勇ましい。自己犠牲を問わず職務をまっとうすることの美しさ、正義を行くことに対する一点の曇りのなさ、筋を通すことのかっこよさを、実にストレートに描いている。斜に構えたようなところがないから、とにかくスカッとする。 江東省灌城市でマグニチュード3.1 […]