• 2025年5月16日

デミ・ムーアとマーガレット・クアリーが、とんでもないシチュエーションで“共演”。話題沸騰の問題作が日本公開。『サブスタンス』

 すげえ! と声を何度あげたくなったことか。約140分の長編だが、この倍の時間でも私は興奮を持続しながら観たことだろう。そして終わり方が憎い。ストーリーの性格上、続編は望めない感じであるけれど、それにしては余韻を残しすぎのエンディングだ。デミ・ムーアの役者魂も爆発している。  展開のあらゆる箇所が伏 […]

  • 2025年5月16日

アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート、ポーランド映画祭では過去最多の11冠を受賞した「デンマークの暗黒を描く」力作『ガール・ウィズ・ニードル』

 モノクロ映像による重厚な一作。監督・脚本のマグヌス・フォン・ホーン、撮影のミハウ・ディメク、美術のヤグナ・ドベシュの誰もが強い美意識を持っているのだろう、と、画面にひたすら浸った。  時代背景は第一次世界大戦後のコペンハーゲン。主人公のカロリーネ(ヴィクトーリア・カーメン・ソネ)は「お針子」として […]

  • 2025年5月15日

ミスコンテスト「ミスマガジン2025」のベスト16進出者が発表。8月にグランプリ&各受賞者が決定

 講談社が展開するミスコンテスト「ミスマガジン」の本年度2025年のセミファイナルに進出したベスト16が、5月13日(火)、発表された。今後は、8月には最終選考の上、「ミスマガジン2025グランプリ&各受賞者」が発表される予定だ。なお、グランプリには、賞金100万円&ヤングマガジン表紙出演&ソロ写真 […]

  • 2025年5月14日

夫婦それぞれが新しい恋の喜びに出会う。その行く先は……。『真夏の果実』

 ぶどう農家を営む妻・あゆみとその夫・龍馬が物語の一つの中心にある。龍馬は母親と二人暮らし、あゆみはそこに「嫁入り」した形だ。夫の母=姑と暮らしを共にするとは、それだけでもあゆみの一大決意がうかがえる。が、土地柄なのかその家の伝統なのかどうなのか、龍馬は妻を「おまえ」呼ばわりし、あれこれ命令し、乱暴 […]

  • 2025年5月13日

大ヒットシリーズの第3作。おばさんの行方を追うとともに、自らのルーツにも迫る。『パディントン 消えた黄金郷の秘密』

 プーさんほど漫画っぽさ、かわいさ方面に寄せることはなく、かといって集落を襲って死者7人・負傷者3人を出した三毛別羆事件ほどの恐ろしさもない。中庸なのが本作の熊キャラ、パディントンの特色だ。英語がペラペラで思考は冷静、それによく気が利く。服もしっかり着て、人間との関係も実に良好、まさに紳士熊といった […]

  • 2025年5月12日

スペインを代表する若手女優・モデルのエステル・エクスポシトが渾身の演技。犯罪組織の魔の手から逃れられるのか……。『VENUS/ヴィーナス』

 ホラー+ミステリー+サスペンスのスリリングな盛り合わせといった感じだ。一部で熱狂的に支持される怪奇作家、H・P・ラヴクラフトの1933年作品「魔女屋敷で見た夢」を原案にした1作であるという。“一筋縄ではいかない”という言葉がまことにふさわしい展開で、惜しげもなく噴き出る血(しかも黒みを帯びているよ […]

  • 2025年5月10日

人身売買・地雷・慈悲魔をなくしたい。カンボジアで「ひとりNGO」を続けた日本人男性の生きざま。『OKAは手ぶらでやってくる』

 「OKA」(オカ)はカンボジアの言語で“チャンス”という意味。このドキュメンタリー映画は、同地でそう呼ばれたボランティア男性、「ひとりNGO」こと栗本英世(くりもとひでよ)にスポットを当てた1作だ。氏は1996年にカンボジアに入り(内戦終了後)、村人たちと共に地雷を取り除き、学校を建て、人身売買の […]

  • 2025年5月6日

グラドル「入間ゆい」の最新イメージが発売。「二十歳目前の大人っぽい姿を見てほしい」

 グラビアアイドル入間ゆいの最新イメージDVD「入間ゆい 大人になりたい」の発売を記念したイベントが都内で行われた。  今回は、お気に入りというジャケットの衣装(ゴールドの水着)に似せた愛らしい黄色のセパレート水着姿で登場。「このシーンは夜のビリヤード場で撮ったものなんですけど、ゴールドの水着を着て […]

  • 2025年5月6日

ヴュザミ主催の対バンライブvol.5に、「WHiTRiP」「HappY bLoom」「THE+BETH」「しえる♡de♡ね~じゅ」の4組が出演

 ライブイベントの企画やライブアイドルのプロデュースを行っているヴュザミ((LES VIEUX AMIS)が主催する対バンライブ「Fete de la Musique Mignon」の第5回(vol.5)公演が4月24日(木)、恒例の浅草橋MANHOLEにて行われた。今回の出演は「WHiTRiP」「 […]

  • 2025年5月4日

パンデミック時の「集団的トラウマの記録」を描いた、必見のフェイクドキュメンタリー『未完成の映画』

 2020年の初めぐらいから何かが渦巻き、春が来る頃には世界中が暗雲で覆いつくされた――。もう思い出したくもないのが、あのパンデミックの日々である。あえてひとつポジティヴなものを見つけ出そうとするなら、あのころ、少なくとも「いつか再びやってくる日常」を希求する気持ちとともに、人々がビヨンド・クリード […]