- 2021年6月8日
理想の父に忍び寄る猟奇犯の影。21世紀のジュブナイル・サスペンスの傑作『クローブヒッチ・キラー』
背中がひんやりするような作品だ。“マチズモの国”の持つダーク・サイドをばっちり見せてもらったという印象も受ける。 主人公は16歳の少年。父親はボーイスカウトの団長で、手先が器用で家族を愛し決して激しく怒ったり暴力に訴えることなく、働き者で宗教活動にも熱心な愛国家で、周りからの信頼も厚い。少年はそ […]
背中がひんやりするような作品だ。“マチズモの国”の持つダーク・サイドをばっちり見せてもらったという印象も受ける。 主人公は16歳の少年。父親はボーイスカウトの団長で、手先が器用で家族を愛し決して激しく怒ったり暴力に訴えることなく、働き者で宗教活動にも熱心な愛国家で、周りからの信頼も厚い。少年はそ […]
前半、いろんなところからいくつもの鮮烈な糸が垂れてきて、それが次第に絡み合って、後半になると一気にほどけ、人間の心の核のようなものがうかびあがる。人間の根底に肉薄するようなセリフやシーンの数々。ねたみ、そねみ、憎しみ、おごり、うその厚塗り、優越感、我を忘れたように私利私欲へ走る姿……すがすがしいほ […]
観る者の予想を根底から覆す、エンターテイメント・サスペンス・アクションが誕生した。極道・黒崎家当主の暗殺をめぐって露わになる、最悪な家族の最狂の愛。キレのいいアクションと謎が謎を呼ぶサスペンス、予測不能なストーリーと鮮やかな“どんでん返し”に、一瞬たりとも目が離せない。 主役の灰原龍を演じるのは […]
宏洋がおよそ4年の歳月をかけて完成させたアクション・エンターテイメント作『グレーゾーン』が、いよいよ6月4日(金)より上映される。いがみ合う二組の極道家を軸に、予測不能な展開と激しいアクションで進んでいく注目作だ。ここでは、黒崎家の次女・美鈴を演じたマルチタレント青山ひかるにインタビューした。 ― […]
もう亡くなってそんなに経つとは、時の流れの速さに驚くばかりだ。八面六臂の鬼才、セルジュ・ゲンズブールの没後30年を記念して、いわくつきの監督・脚本・音楽・脚本・音楽担当映画『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』(1976年公開)が4K完全無修正版という形で5月29日(金)から新宿K’s cinema […]
“血の気の多い人”という表現はあるけれど、ここまで多量の血を流す者は世界中探しても、そうはいないに決まっている。デスマッチファイター=葛西純。あまりにも過激なファイトの積み重ねがたたったのか、2019年のクリスマスの試合をもって長期欠場、療養に入った。だが、闘志の炎は消えることはなく、復帰に向けて […]
映画『ペテロの帰り道』初日舞台挨拶が5月21日、東京・アップリンク吉祥寺で行われ、主演の吉田あかり、メガホンをとったオカモトナオキ監督、東大、遊上なばな、武田一馬ら共演者が登壇した。 本作は、父親を早くに亡くした通信制の高校に通う女子高校生の水華(吉田)が、自分の将来について悩む中、財布を拾った […]
ファッション、色彩、音楽も含めて、ポップな1960年代ヨーロッパの面白味に浸ることができる特集上映。それが「カトリーヌ・スパーク レトロスペクティブ」だ。 カトリーヌは1945年、フランスのパリに生まれた。父親が『嘆きのテレーズ』など歴史的名画に関わるシナリオライターだったり、伯父がベルギーの外 […]
昨年秋、全国の映画館で特集上映「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」が行われた。フランスを代表する名優はスクリーン越しに、痛快なアクションと粋なセリフ回しの数々で、コロナ禍で沈んだ毎日を送る我々映画ファンの気持ちを、ひとときかもしれないが確実に吹き飛ばした。 この「傑作選」は、ベルモンドと同じ時代 […]
観る者の予想を根底から覆す、エンターテイメント・サスペンス・アクション『グレーゾーン』が誕生した。極道・黒崎家当主の暗殺をめぐって露わになる、最悪な家族の最狂の愛。キレのいいアクションと謎が謎を呼ぶサスペンス、予測不能なストーリーと鮮やかな“どんでん返し”に、一瞬たりとも目が離せない。 主役の灰 […]