「九州女子翼」、新たな歌唱法を体得し、アコースティックレターライブで極上の歌声を披露。9月11日には東京定期公演も開催

 九州発のガールズグループ九州女子翼が9月9日(木)、AKIBAカルチャーズ劇場主催の「acoustic letter LIVE」の夏公演ラストに出演。7月以来となる2カ月ぶりのステージとなったが、キーや声質を変えて歌唱を行うなど、新たな魅力を放つ見事な歌声を聴かせてくれた。

 さて、ライブはこれまでと同じく、歌唱は全11曲、うち1曲はファンからのリクエスト(波乗りジョニー/桑田佳祐)に応えるという構成。今回も4人編成、デュオ、ソロと多彩な組み合わせのステージを聴かせてくれたが、わずか2カ月前の7月公演に比べて、圧倒的に進化・成長した歌唱力が堪能できるものとなっていた。

 先述したように、今回はメンバーそれぞれが地声のキーだけでなく、それを上げ・下げして歌うという、新たな歌唱法にチャレンジをしているようで、前回絶賛した実玖&詩絵里のデュオでは実玖がキーを下げ、詩絵里とのキーを揃えたユニゾン的な歌い方を披露するなど、さらに成長したところを聴かせてくれた。一方、詩絵里は9曲目のソロステージでは、逆にキーを上げた、ある意味かわいらしさを前面に打ち出した歌声が堪能できた。ビブラート的な歌唱も楽しめた。カチューシャ姿は最高!

 山本愛理は、acoustic letter LIVEの初回公演のころから、その歌声は素晴らしかったが、今回は声の強弱、高低、シャウト的な歌い方、さらにはファルセットまでも駆使し、圧倒的な表現力の向上を見せつけていた。

 鈴川瑠菜も、キーの変更、強弱、シャウトなどのテクニックを駆使し、新たな魅力を放っていた。

 実玖は、終始うれしそうな表情で歌唱しており、内面の充実というか、自信に満ちているところが外面にもあふれ出しているようで、こちらの意識を吸い込むような魅力たっぷりの表情で、見事な歌声を聴かせてくれた。

 最後は、4人でキーを揃えて「HANABI/Mr.Children」を見事なコーラスで披露して終了だ。

 さて、「acoustic letter LIVE」の夏公演は今回で終了だが、嬉しいことに秋公演への出演も決まったそう。次回ステージは10月21日(木)の予定で、新たなセットリストに加え、九州女子翼の持ち歌からも、アコースティックver(おそらく)の歌唱があるという。期待して待ちたい。

 なお、九州女子翼は現在東京遠征中であり、9月11日(土)は、今回と同じくAKIBAカルチャーズ劇場にて、東京定期公演 第四十一片が開催される予定だ。そして9月14にはサードアルバム「LOCKON」が発売される!

九州女子翼 https://twitter.com/ITR_KGW
実玖 https://twitter.com/itr_miku
山本愛理 https://twitter.com/itr_airi
詩絵里 https://twitter.com/itr_shieri
鈴川瑠菜 https://twitter.com/itr_luna

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