- 2023年11月29日
もし、あなたの愛する人が「惑星難民」だとしたら? 話題の小説が実写映画化『隣人X -疑惑の彼女-』
現代日本の合わせ鏡に出くわしたような思いで、約2時間、観入った。原作は第14回小説現代長編新人賞に輝いたパリュスあや子・著「隣人X」。12月1日より新宿ピカデリー他で全国ロードショーされる『隣人X -疑惑の彼女-』は、この社会派小説を原作とする映画だ。 “X”とは、紛争のため故郷を追われた惑星難 […]
現代日本の合わせ鏡に出くわしたような思いで、約2時間、観入った。原作は第14回小説現代長編新人賞に輝いたパリュスあや子・著「隣人X」。12月1日より新宿ピカデリー他で全国ロードショーされる『隣人X -疑惑の彼女-』は、この社会派小説を原作とする映画だ。 “X”とは、紛争のため故郷を追われた惑星難 […]
不勉強にして「自閉症」についての知識がおぼつかなかった。外の世界と交流せず、自分の世界に引きこもっている人のことだと思っていた。 違うのだ。それだけでこの映画は私にとって知となった。このドキュメンタリー作品の中心人物であるケース・モンマ(42歳)は年老いた両親と一緒に暮らしている。非常に丁寧でキ […]
私がロサンゼルスに行った経験のあるひとから聞く感想は、「気候のあたたかさ」「太陽の輝き」「陽気な音楽」だったりするのだが、この映画で描かれているのはミステリアスな、いつまでも晴れない霧のような、しめっぽく、暗い、ロサンゼルスの姿だ。 物語は基本的に、老朽化の進むアパートに住むふたりの男、リーヴァ […]
松多壱岱 脚本・演出の舞台『降臨SOUL』が、本日11月23日より、中目黒にあるキンケロシアターで幕を開けた。これは、氏が2012年に作り上げた、ガールズによる戦国武将が乱舞するアクション舞台『戦国降臨ガール』のリブート第1作。新たなキャストを得て、初演を圧倒的に上回る盛大なアクションと、松多氏が […]
私小説家・西村賢太氏も大絶賛! 岩浪れんじによる同名漫画を豪華キャストで実写映画化した『コーポ・ア・コーポ』がついに公開。11月18日には公開記念舞台挨拶が都内映画館で実施され、主演の馬場ふみか、共演の北村優衣、そして仁同正明監督が出席した。 満員御礼で迎えたこの日。どこか人生を諦観しているよう […]
緒方貴臣監督が、伊礼姫奈、筒井真理子らを迎え、「義足は障がいの象徴」とネガティブに捉えていた主人公の義足のモデルやそのマネージャーが、ポジティブに捉えられるようになるまでの心の変化を描く『シンデレラガール』。 11月18日(土)の初日舞台挨拶に、義足モデル・音羽を演じた伊礼姫奈、監督の分身とも言 […]
脚本・演出家として活躍している麻草郁氏が中心となって結成された「歌謡演劇研究所」の零號と銘打たれた舞台『召喚アウトロウ』が現在、目白のシアター風姿花伝にて上演中だ。 物語は、戦後といま(?)の二つの時代をまたいで進むもので、麻草氏お得意の厨二病も全開の設定がさく裂した展開。聖書や「魔獣ドナー」の […]
舞台は1933年の京城(ソウル)。ご存じかと思うが1910年から45年まで朝鮮半島は大日本帝国に支配されていた。「京城」と名付けたのも日本側の意志だ。臣民として生き、日本語を覚え、しゃべり、日本人と同化することを考えていたひとも、それだけはいやだと自身のルーツに忠実にあろうとしたひともいた。その「 […]
脚本・演出家として活躍している麻草郁氏が中心となって結成された「歌謡演劇研究所」の第零號と銘打たれた舞台『召喚アウトロゥ』が、11月15日(水)より、新宿区中落合のシアター風姿花伝にて上演される。 これは、新人発掘と育成を目的として結成された「歌謡演劇研究所」のプレ公演となる作品で、演技力や存在 […]
緒方貴臣監督(『子宮に沈める』、『飢えたライオン』)が、伊礼姫奈(「推しが武道館いってくれたら死ぬ」)、筒井真理子(『淵に立つ』、『よこがお』、『波紋』)らを迎え、「義足は障がいの象徴」とネガティブに捉えていた主人公の義足のモデルやそのマネージャーが、ポジティブに捉えられるようになるまでの心の変化 […]