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映画

  • 2024年4月12日

コロナ禍の高級クラブの苦労を映像化。映画『ル・ジャルダンへようこそ』の製作発表会見が行なわれた

 映画『ル・ジャルダンへようこそ』は、銀座の高級クラブ「ル・ジャルダン」のオーナーママ望月明美が新潮社から同タイトルの書籍を出版し、好評な売れ行きでシリーズ第3弾まで発売されている本をベースにした映画。  実店舗のクラブでの撮影も行ない、映画撮影が終盤を迎えたので、製作発表会見を4月10日・グレース […]

  • 2024年4月11日

「外は謎の闇」、極限の状況に置かれた人間がとった行動とは? 強烈な印象を残すSFシチュエーション・スリラー『ザ・タワー』

 一瞬で壊れる日常のもろさ、その後の言動によってあぶりだされる各人の品性。観た後も深い余韻を残すとともに、「こうなった場合、自分はどう行動するだろう。ここまで生き残ることに執着できるだろうか」と自問自答せずにはいられない一作がこの『ザ・タワー』である。  物語の舞台は、フランスのとある団地。団地の住 […]

  • 2024年4月5日

母の過剰な思いは愛なのか、暴力なのか? 娘の心の闇を描くミステリー『毒親<ドクチン>』

 自分もすっかり、たとえば小学生や中学生の頃に習っていた先生がたの当時の年齢よりもかなり年上になってしまった。子供心に「イモだな」という教師は結構いて、たぶんその印象は正しかったのだろうとは思うが、暴力をふるう教師は論外として、「あなたのためを思って」みたいな恩着せがましい口調で説教したり、偉そうに […]

  • 2024年4月4日

400年受け継がれる唐紙文様を起点に、「あるがままの自然」を探求する。『フィシスの波文』

 まったく馴染みのない分野だったこともあり、実に興味深く拝見した。少なくとも私は、今の今まで、「文様」に関して考えたことはなかった。  この映画は、さまざまな「文様」に焦点をあてたドキュメンタリー作品である。400年ものあいだ、和紙に文様を手摺りするテクニックを受け継いできたという京都の工房での取材 […]

  • 2024年3月29日

許せないことに立ち上がった人々の雄姿。ヴェネツィア国際映画祭最高賞(金獅子賞)受賞作品『美と殺戮のすべて』

 なんとも想像力をかきたてられるタイトルだが、視聴時間が進むにつれて、「ああなるほど」と合点がいく。物語の軸となるのは、ニューヨークのゲイカルチャーやパンク~ニュー・ウェイヴ・シーンともかかわりを持つ写真家のナン・ゴールディン。もうひとつの軸は、「オピオイド鎮痛薬」の一種であり、全米で50万人以上が […]

  • 2024年3月28日

今をときめくフランスのパティシエ、ヤジッド本人が監修に携わった“サクセス・ストーリー”『パリ・ブレスト ~夢をかなえたスイーツ~』

 ルイ・ヴィトンなどともコラボレートするフランスの現役パティシエ、ヤジッド・イシュムラエン(先ごろ来日して辻口博啓とのトークイベントを開催した)のサクセス・ストーリーを基にした一作。映画の役名もヤジッドという。かなりギスギスした環境の中で育たざるを得ず、法に触れることもしてしまうのだが、そんな彼にと […]

  • 2024年3月24日

こんな時代だからこそ観ておきたい。生存者による渾身のメッセージが、作品完成から25年を経て日本の劇場で初公開『ナチ刑法175条』

 「ナチ刑法」というくらいなのだから差別・弾圧・洗脳・殺人・優生思想と結びついている内容なのは確かだろう、と思いながら観始めたのだが、こんなことがあったとは、と、また権力者たちの悪行に言葉を失わされた。20世紀の、まだ100年も経っていない、地球の歴史から言えばまだまだ近過去であろう時代に、どうして […]

  • 2024年3月21日

地球ごと太陽系から離脱させよう……。世界興行収入約6億米ドルの大ヒット中国映画『流転の地球 -太陽系脱出計画-』

 2019年に公開された『流転の地球』の、そこに至るまでの過程を描いたというべき作品。製作費は3.2億元(約65億円)、すでに世界興収は約6億米ドルに達しているそうだが、3月22日からようやく日本でも公開される。中国映画の技術とダイナミズムに刮目させられる、約3時間の長編だ。原作・製作総指揮は、リウ […]

  • 2024年3月20日

脂の乗り切ったレゲエ・レジェンドの姿。1980年、ジミー・クリフの真髄、『ボンゴマン ジミー・クリフ』

 『ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ』が好評上映中のところ、レゲエ・レジェンドであるジミー・クリフの絶頂期(といっていいであろう)の記録『ボンゴマン』がデジタル・リマスター化されて3月22日から新宿シネマカリテほかで全国順次ロードショーされる。  私は10年ほど前に彼の来日公演に接し […]

  • 2024年3月20日

『クリフハンガー』等で知られる巨匠、ハーリン監督の会心作。元CIA・現レンガ職人がアクションしまくる。『ブリックレイヤー』

 『クリフハンガー』、『ダイ・ハード2』、『ディープ・ブルー』などを手掛けた監督を務めたレニー・ハーリンの新作というだけで、痛快なアクションや二転三転するストーリー展開は約束されたといってもいい。原作はポール・リンゼイがノア・ボイド名義で上梓したサスペンス。円熟の域に達したアーロン・エッカートが主人 […]