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エンタメ

  • 2024年7月7日

「イエスの方舟」は存続していた。驚きの現在に迫るドキュメンタリー

 「千石イエス」という単語を、私は数十年ぶりにきいた。「千石イエス事件」という言葉もあって、そのボスに相当する男性が、数多くの女性と同居していたこともあり、ずいぶん好奇の目で(マスコミ側の男性が持つやっかみ的視点もガッツリ含みつつ)報道されていた記憶もある。けっきょくは「事件」でもなんでもなかったよ […]

  • 2024年7月7日

伝説の潜水艦を、海軍全面協力のもとに再現。ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品作品

 「潜水艦コマンダンテ」こと「コマンダンテ・カッペリーニ」は、1939年9月に就役したイタリア海軍の潜水艦。イタリアと同じく枢軸国であったドイツや日本の軍隊とも深い縁があり、最後は日本軍の潜水艦となって、敗戦後、連合軍によって処分された。  この映画で描かれているのは、1940年10月の風景。まさか […]

  • 2024年7月7日

エリザベス・モス(『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』)怪演! 現実と虚構が交錯する、幻惑の心理サスペンス『Shirley シャーリイ』

 音楽が渋い。フェイ・トーマス「アイム・イン・タウン」、グラディス・ベントリー「ブギ・ン・マイ・ウギ」、ジョー・スウィフト「チキン・レッグ・チック」、キャンディ・ジョンソン「スタンピン」など。1940~50年代の通好みのリズム・アンド・ブルースがところどころに出てくる。相当なマニアがスタッフにいるの […]

  • 2024年7月5日

こんな「男女の入れ替わり」があるなんて! ストーリーの妙、キャスティングの妙が光る一作『愛のぬくもり』

 男女の中身が入れ替わる話、ときいたとき、ある程度の年齢の人がかなりのパーセンテージで思い出すであろう映画は『転校生』のような気がする。調べてみたら1982(昭和57年)、もう40年以上も前の作品だ。主人公は中学生だった。  いっぽう、この『愛のぬくもり』では現代の成人男女が入れ替わる。ここがとても […]

  • 2024年7月5日

月探査ミッションにたった一人で挑む宇宙飛行士の物語を、圧倒的な臨場感で届ける『THE MOON』

 「国(世界)からの期待」と「自分以外誰もそこにはいないという、文字通りの孤独」のド真ん中にいる若者が、その両方から強く腕を引っ張られながら、それでも最善を尽くそうと奮闘している物語、との印象を受けた。長時間、ハラハラさせられっぱなしだし、いろんな難関に出会う主人公に接するごとに「うまくいってほしい […]

  • 2024年6月30日

人気スター、ワン・イーボー主演。世界興収177億円のメガヒット作『ボーン・トゥ・フライ』

 公開から約4か月で、世界興収177億円。前評判の高い一作、『ボーン・トゥ・フライ』がついに6月28日よりTOHOシネマズ 日比谷他で全国公開される。主演は、中韓合同のボーイズグループ“UNIQ”のメンバーとしてデビューし、映画『無名』や数々のドラマでも話題を集めるワン・イーボー。さわやかでりりしい […]

  • 2024年6月30日

中越地震復興20年祈念のドキュメンタリー映画。「花火」の持つスピリチュアリティを打ち出した一作

 新潟県の夏の風物詩である「長岡花火大会」にまつわる一作。この大会、私も名前だけは存じていたが、「こういう背景があったとは」「こういう願いが込められていたとは」等、初めて知る事項もいっぱいあり、あえて全国公開の映画にした理由も理解できた。  幕末の北越戊辰戦争(日本史上最大規模の内戦との声もある)で […]

  • 2024年6月28日

CHANELのタイアンバサダーに任命された気鋭・ジラポーンシンの演じ分けも圧巻の、まさに「忘れられない夏」

 邦題――『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』――がすべてを語っている。一卵双生児のユーとミーが過ごした、ひと夏の物語。ふたりは外見がとても似ていて、しかもとても仲がいい。当然ながら好みも似ていて、食べ物や服など、いろんなものを分け合ってきた。が、ここに、「シェアできない」出来事が生まれる。同じ青 […]

  • 2024年6月27日

もしこんなことが自分の身に起こったら? ポン・ジュノ監督も称賛する一作が日本公開。『スリープ』

 実際にこんなことがあったら、しかもそれが自分の配偶者の身に起こったら、「夜が怖くてたまらなくなる」はずだ。が、この映画にはコメディの風味もあり、SF的なところもあり、同時にしっかりラブストーリーとして成立している。味付けにグラデーションがある。  夫・ヒョンスと妻・スジンは高層マンションに住んで安 […]

  • 2024年6月27日

「死ぬんはいつでもできるけぇ、生きちょっても ええよね」。あきらめないことの輝きを伝える一作。「幽霊はわがままな夢を見る」

 タイトルが興味深い。どんな内容か想像できないあやしさがあるのに、語感がキャッチーだから、見たくなってくる。  加藤雅也が、下関市出身のグ スーヨン監督と、やはり同市出身の深町友里恵に「下関発のオリジナルムービーを撮ろう」と呼びかけたことで、この作品ができたという。また脚本にはグ監督の実弟、具光然が […]