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エンタメ

  • 2024年2月4日

舞台『ロッカールームに眠る僕の知らない戦争2024』上演中

 舞台『ロッカールームに眠る僕の知らない戦争2024』が現在、草月ホールにて上演中だ。ドストエフスキーの『罪と罰』を安保の時代に置き換え、理想と現実の間で揺れた若者たちを描いた切なくも儚い青春群像劇となっている。 舞台【ロッカールームに眠る僕の知らない戦争】◆脚本・演出:なるせゆうせい◆時代考証・監 […]

  • 2024年2月3日

石川県の温泉街をタップダンスで盛り上げる! ユーモアと感動に満ちた一作『レディ加賀』

 笑わせるところあり、泣かせるところあり、心を熱くさせるところありの秀逸な作品だ。10年ほど前に、加賀温泉の旅館の女将たちによって結成されたプロモーションチーム「レディー・カガ」から着想を得て企画された一本であるというから、ほぼ実話がベースなのだろう。老舗旅館の一人娘である主人公の樋口由香(東京でほ […]

  • 2024年2月1日

要注目の「新倉聖菜」が主演を務めた、ファンタジーいっぱいの物語『神さま待って!お花が咲くから』

 小児がんにおかされ、12歳で亡くなった少女をモデルにした一作。監督は松村克弥が務めている。  「病気もの」は見るのがつらい、という人も一定数いらっしゃるだろう。私もその傾向がある。やっぱり全員、元気で笑顔のほうがいい。が、この作品は、とてもさわやかだ。少女を襲った症状はあまりにも重かったが、彼女は […]

  • 2024年1月26日

世界の映画賞で42受賞、60超ノミネート。「生きる喜び」を知った少女が主人公の、感動物語『コット、はじまりの夏』

 第72回ベルリン国際映画祭 グランプリ 国際ジェネレーション部門(Kplus)、第95回アカデミー賞国際長編映画賞等に輝く一作が1月26日から全国順次上映される。  英語タイトルは「The Quiet Girl」。なるほど、主人公の少女・コット(キャサリン・クリンチ)は物静かだ。というより「物静か […]

  • 2024年1月26日

パンデミックの嵐の中、救急医療の現場で何が起きているのか。芸術祭賞作品が映画化。『その鼓動に耳をあてよ』

 『人生フルーツ』『さよならテレビ』などの力作を発表してきた東海テレビのドキュメンタリー作品、その第15弾。今回は「名古屋掖済会(えきさいかい)病院」がクローズアップされる。1948年に開院、78年に東海地方で初めてのER(救命救急センター)を開設した大型病院だ。このERのポリシーは「断らない救急」 […]

  • 2024年1月25日

名優チョン・ウソンの監督デビュー作は、クライム・サスペンス+アクションの醍醐味が炸裂する。『ザ・ガーディアン/守護者』公開

 『私の頭の中の消しゴム』『無垢なる証人』など数々の作品で知られる人気俳優、チョン・ウソンの話題作。彼は主演を務めるだけではなく、監督もこなしている。かつてミュージック・ビデオをディレクションしたことはあるものの、映画監督に取り組むのは今回が初めてのことであるらしい。2022年のトロント国際映画祭で […]

  • 2024年1月25日

あの運転手が、ぼくの父親の命を奪ったのか……。ベテラン名優と少年俳優のコンビネーションが光る力作『白日青春―生きてこそ―』

 わかりやすいストーリー、キメ細かな描写、うならせるエンディング(「The Sunny Side of the Street」という英語タイトルに、なるほどと思った)が快い。観た後に、胸が奥のほうからだんだん暖まってゆくのを感じるだろう。  パキスタンから香港へやってきた難民の少年と、香港に密入境し […]

  • 2024年1月22日

「愛すること」を描く話題作『ホゾを咬む』が、3ヵ月にわたるロングラン上映決定。合わせて監督の旧作も上映

 短編『ボクには時間がある』が台北サブトロピカル・インディペンデント映画祭や、アメリカ2024オールウェイズ・レイトTVムービー・アワーズ最優秀短編部門・最優秀短編監督部門に入選した髙橋栄一。彼の初長編監督作品『ホゾを咬む』が、3ヵ月にわたってロングラン上映されることが決定した(1月22日から高円寺 […]

  • 2024年1月20日

十年来の友人が、逮捕されたら? 実話から着想された物語『エス』

 若手の映画監督として注目されていた染田が、とある罪によって逮捕される。そこで集まったのが大学時代、ともに演劇に興じていた友人たち。嘆願書を書こうというのだ。そのなかには、染田の次回作に出演が決まっていた者もいれば、染田への思いを残しながら別の男性と結婚したばかりの女性もいる。セリフをきいたり着る物 […]

  • 2024年1月19日

行方不明の妻はどこへ――港町を訪れた男の、過去と現在をさまよう幻想物語『海街奇譚』

 第41回モスクワ国際映画祭の審査員特別賞、第18回イスタンブール国際インディペンデント映画祭の批評家協会賞などを受賞。若手監督チャン・チーの長編デビュー作(脚本はユー・ビヨウと共同)が、ついに1月20日からシアター・イメージフォーラムほかにて全国順次公開される。  原題は『海洋動物 In Sear […]