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エンタメ

  • 2025年8月3日

生とは何か、人間の尊厳とは何か。歴史的2作品が4Kでロードショー。『ジョニーは戦場へ行った』『野火』

 終戦80年に関連し、古典的な2作品が4K版として8月1日から全国順次ロードショーされる。  『ジョニーは戦場へ行った』はダルトン・トランボが原作・脚本・監督を務めたアメリカ映画。トランボは『ローマの休日』『黒い牡牛』『スパルタカス』などの脚本を担当した偉才だが、レッドパージの被害者でもある。物語の […]

  • 2025年8月3日

古典的名作小説を現代的な感性で映画化。第77回ロカルノ国際映画祭でも称賛の『美しい夏』

 権威あるストレーガ賞を受賞した同名小説(原作:チェーザレ・パヴェーゼ)の映画化。その小説は1940年頃から書かれ、49年に出版されたが、映画で描かれているのは1938年、イタリア・トリノの情景。つまり戦争の暗雲が迫りつつあった頃だ。ちなみに日独伊三国同盟は40年9月に結ばれている。  主人公は10 […]

  • 2025年8月3日

時を超えて訴える、声なき者たちの物語。親子が共同で監督したドキュメンタリー。『よみがえる声』

 朴壽南(パク・スナム)と朴麻衣(パク・マイ)の親子が共同で監督した140分超のドキュメンタリー。タイトルは、この作品が約40年前から朴壽南が撮り続けていた16mmフィルムを基に制作されたこと、「大正昭和の日本における朝鮮人の受難史」を風化させるわけにはいかないという強い決意の表れであるとみた。   […]

  • 2025年8月2日

アイルランド語でラップするヒップホップ・ユニットが、半自伝的な作品で自ら主演。『KNEECAP/ニーキャップ』

 2017年に結成されたヒップホップ・ユニットであるニーキャップが、みずから“自身の物語”を演じる一作。力道山が主演した『力道山物語 怒涛の男』などを思い起こしていただければ、それほどイメージの異なることはないのではと思う。  彼らの芸風の特徴は、アイルランド語を用いているところにある。この言語は2 […]

  • 2025年8月2日

戦後80周年平和祈念映画『ハオト』、ヒロイン「村山彩希」のオフィシャルインタビューが到着

 2005年に下北沢の本多劇場で初上演した創作舞台『ハオト』。太平洋戦争末期の東京郊外にある精神病院を舞台に、病院内との対比で外界の狂気を問うテーマを、シリアスなだけでなく、ユーモアとサスペンスとファンタジー要素も織り交ぜで描き、鑑賞した観客からは、『カッコーの巣の上で』に匹敵すると絶賛された。満を […]

  • 2025年8月1日

その“青春”は一瞬の閃光で奪われた、しかし彼女たちは希望を捨てずに生き続ける。『長崎-閃光の影で-』

 1945年8月に行われたアメリカ軍の日本への原爆投下から35年を経て、日本赤十字社の看護師たちが発表した手記「閃光の影で-原爆被爆者救護赤十字看護婦の手記―」が原案となった1作。敗戦から今年で80年となり、人間という生き物の寿命上いたしかたないとはいえ、リアルでその惨状を知る者は減る一方だ。ゆえに […]

  • 2025年7月26日

戦後80周年平和祈念映画『ハオト』。ヒロイン「倉野尾成美」のオフィシャルインタビューが到着

 2005年に下北沢の本多劇場で初上演した創作舞台『ハオト』。太平洋戦争末期の東京郊外にある精神病院を舞台に、病院内との対比で外界の狂気を問うテーマを、シリアスなだけでなく、ユーモアとサスペンスとファンタジー要素も織り交ぜで描き、鑑賞した観客からは、『カッコーの巣の上で』に匹敵すると絶賛された。満を […]

  • 2025年7月26日

時効までの15年を逃げ切ろうと決意した指名手配犯が見たものとは……。石田えりの長編初監督作品『私の見た世界』

 原作:福田和子(「涙の谷」扶桑社刊)。このクレジットだけで引き込まれる人も、拒否反応を示す人もいるだろう。ホステスを殺害し、14年11ヵ月10日間、逃げ続けて、時効の数十日前に逮捕された同犯人をモチーフにした一作だ。  この犯人は過去いろんなドラマの素材となってきた。本作の興味深さは、タイトル『私 […]

  • 2025年7月26日

インド映画史上初! 第77回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品、『私たちが光と想うすべて』

 歌わず、踊らず、じっくり見せるインド映画、しかも120分未満。それだけで私には衝撃的である。そしてこの『私たちが光と想うすべて』は、インド映画として初めてカンヌ国際映画祭グランプリ受賞のほか、100を超える世界の映画祭や映画賞にノミネートされ、25以上の賞を得たという。監督・脚本は、これが初長編だ […]

  • 2025年7月26日

<死>よりも恐ろしい、悪夢の始まりとは? 韓国映画の新たな名作ホラー誕生。『三日葬/サミルチャン』

 「スピード感ありすぎじゃないか」と言いたくなるカメラ・ワーク、人間の怖いと感じる帯域に全振りしたかのような効果音、数分間に一度はおびえさせるぞという意気込みが伝わってきそうなストーリー展開、どれも「あふれる本気」を感じさせる。そして「神父」の存在が利いている。このあたり、「特に教育や医療分野で教会 […]