- 2025年9月27日
韓国映画初登場第1位の大ヒットを記録。配信業界の闇を描く問題作、『殺人配信』
まさしく現代の「寓話」である。主人公はリアルタイム動画配信サービス「WAG」のスター配信者、ウサン。大衆の覗き見根性をくすぐるような犯罪をとりあげたチャンネルの司会進行によって、支持が急上昇している。キメキメの外見で、ポーズをとりながら、カメラ目線でセンセーショナルなことやかっこいいことをいうウサ […]
まさしく現代の「寓話」である。主人公はリアルタイム動画配信サービス「WAG」のスター配信者、ウサン。大衆の覗き見根性をくすぐるような犯罪をとりあげたチャンネルの司会進行によって、支持が急上昇している。キメキメの外見で、ポーズをとりながら、カメラ目線でセンセーショナルなことやかっこいいことをいうウサ […]
8頭身は確実にありそうな美男美女が出てくる都会的でスタイリッシュなラブストーリーか、やはり8頭身はあるであろうかっこいい男が長い手足をふんだんに使って演じるハードボイルドなアクション……それが韓国映画のトレンドなのだろうと勝手に思っていたので、この映画にはいささか驚き、なんともいえないあたたかな気 […]
ヒット映画『ラスト・タンゴ・イン・パリ』は、私にとっては音楽に浸るだけでおつりがくる作品だった。ガトー・バルビエリとオリヴァー・ネルソンという、ジャズ界の才人が音楽を担当しているからだ。ジャズ関連の仕事をする者にとっては、見ておくのが常識、口ずさめて当たり前なのが『ラスト・タンゴ・イン・パリ』とい […]
正直に言うと私はこの作品に出会うまでエドワルド・リモノフという人物を知らなかった。が、鑑賞することで、リモノフ像が自分の中に入ってきた。こういう体験ができるから映画は面白い。 「やけに攻撃的な男だな」というのが、映画を通じてのリモノフに対する第一印象であり、それは物語が終了に近づくにしたがってい […]
すさまじくユーモラスな作品だと思う。ペルシャ語やフランス語のネイティヴや、カナダ・ウィニペグと縁のある人なら、笑いっぱなしではなかろうか。だがこの「笑い」、大声でワハハワハハというたぐいのものでない。ついニヤリとしてしまい、口の端っこが予期せずあがって、なんとはなしに声が漏れてしまう、という類の「 […]
“最強にして伝説の殺し屋”ジョン・ウィックを題材にしたシリーズの第3弾。ただし今回の主役はアナ・デ・アルマス扮する“イヴ”だ。 イヴとジョン・ウィックの関係は、一種の先輩・後輩関係にあたる。共に、孤児を集めて暗殺者とバレリーナを養成する(このコンビネーションも実に魅力的だ)ロシア系犯罪組織:ルス […]
2023年に文化勲章を受章した人間国宝の狂言師・野村万作に迫るドキュメンタリー。観終えたあと、タイトルの『六つの顔』は、まさしく言い得て妙だとうなずかされた。1931年生まれの現役は他に山田洋次、大村崑など本当に数少ない。この域に達してもまだ「芸の道に終わりはない」とばかりに、技を磨き続ける姿勢が […]
オリジナル・タイトルは“戦争の霧”という感じか。画面は思いっきり鮮明だが、情報戦をモチーフにした物語展開は確かにも“霧の中”という感じだ。中心人物のひとりは、ケガのために戦地フランスから戻ってきた米軍兵士・ジーン。婚約者・ペニーの叔父夫婦が住むアメリカの片田舎で暮らすようになった彼だが、その近所に […]
チェコの鬼才監督ヤン・シュヴァンクマイエル(1934年9月生まれ)の、日本では約10年ぶりとなる特集上映が行われる。 『蟲』は、監督自身が「自分にとって最後の長編劇映画」と宣言した一作。やはりチェコ出身であるチャペック兄弟の戯曲『虫の生活』の第二幕「捕食生物たち」に取り組むアマチュア劇団の物語、 […]
太平洋戦争末期の東京郊外にある精神病院を舞台に、病院内との対比で外界の狂気を問うテーマを、シリアスなだけでなく、ユーモアとサスペンスとファンタジー要素も織り交ぜで描いた創作舞台の映画化『ハオト』。戦後80周年を迎えるこの度、公開記念舞台挨拶が下記の通り開催されました。 丈監督と20年前に本多劇場 […]