- 2024年11月22日
『死ぬことは、生きること』をテーマにした「不謹慎エンターテイメント」が遂に全国公開。『カオルの葬式』
スペインやシンガポールからもやってきたスタッフと制作し、ニューヨークでも上映されて喝采を浴びたという一作。さてはどんなグローバルな内容なのかと思ってみたが、これが実は相当に「ローカル」かつ「トラディショナル」なモチーフ。そこに生きている者ならばいつか直面しなければならない問題「死」をぶつけてきて、 […]
スペインやシンガポールからもやってきたスタッフと制作し、ニューヨークでも上映されて喝采を浴びたという一作。さてはどんなグローバルな内容なのかと思ってみたが、これが実は相当に「ローカル」かつ「トラディショナル」なモチーフ。そこに生きている者ならばいつか直面しなければならない問題「死」をぶつけてきて、 […]
じわじわと怖さが迫る。異様な目の色や鮮血もそれなりにショッキングだが、この映画でいちばん恐怖を抱かせるのは「得体のしれない何かに徐々に巻き込まれていき、しまいには後戻りできなさそうな場所にまで行ってしまう人間の心理」ではないかと、私は感じた。加えて、いささか寓話めいた展開に「明日は我が身であっても […]
アメリカ首都・ワシントンDCときいて、あなたは何を思い起こすだろうか? ホワイトハウスだろうか、ワシントン大聖堂だろうか、桜の花だろうか? 同地はまた、パンク・ロックの都のひとつであった。1980年代のパンク・シーンに迫る名作ドキュメンタリー映画『SALAD DAYS』(監督;スコット・クロフォー […]
父と母は「どうにも同世代の子とは様子が違うなあ」と、10歳の息子・ジェイソンについて思っていた。ふと診断を受けさせたところ、「自閉症スペクトラム障害」であることがわかった。彼には自分だけの特別なこだわりがあり、それを他者に乱されるとパニックになってしまうのだ。が、そのこだわりは、他者にとっては取る […]
主人公の“ネネ”は、パリ郊外の団地で育った12歳の少女。この映画コーナーでも何回か触れた“バンリュー”の住民かもしれない。つまり彼女の住む「パリ」の空の下には、セーヌ川は流れていない。 とにかくダンスが大好きで、そのダンサーがどんな肌をしていようと良いと感じるものには敬意を寄せて、そのダンスがヨ […]
1995年度のアカデミー賞で作品賞を含む5部門にノミネートされた、味わい深い一作が4Kデジタル・リマスター版として日本上映されることになった。まだこの作品をご覧になっていない方も、テーマソングのメロディを聴いたことはあるのではなかろうか。作曲家ルイス・エンリケス・バカロフのメロディが、ふたりの男性 […]
1984年のニューヨークを舞台にした、スペイン・フランス合作のアニメーション映画。シンボル的な場所もいっぱい出てくるので、ニューヨークに行ったら「ロケ地探訪」をしても面白いはずだ。 主人公は、犬の「ドッグ」。マンハッタンのアパートに暮らし(なんたるうらやましさ)、かわりばえのしない毎日を過ごして […]
フランスの第22代大統領、ジャック・シラクが他界して早5年。だが「シラク大統領夫人」として親しまれたベルナデット・シラクは91歳の今も健在。この映画は彼女をモチーフにした、コメディ風味たっぷりの一作だ。ベルナデット役に扮するのは、なんとカトリーヌ・ドヌーヴ。「私を演じるなら、そのくらいの大物じゃな […]
ひたひたと怖さが迫る一作。婚約している女性が主人公とはいえ、観終えた頃には、性別や年齢や既婚未婚に関係なく「明日は我が身かも」と内省するのではなかろうか。 主人公・直子は、婚約者の浮気を知ってしまった。やがて、同僚の紗季の影響でマッチングアプリを始める。これが直子には妙に合っていたようだ。デート […]
ドッペルゲンガーを「幻覚」としてではなく、「現実」として体験してしまった男の物語といっていいだろうか。ピカレスク的要素もあり、卓越したコメディでもあり、寓話的でもあり、アクション・シーンも豊富で、歌や踊りも満載。そしてなによりも「熱血」。監督・脚本を手掛けたA・R・ムルガダース監督と人気俳優のヴィジ […]