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原田和典

  • 2026年1月11日

映画『おくびょう鳥が歌うほうへ』、ひとりの女性の“再生の物語”を、ベルリン銀熊賞受賞監督が映画化

 イギリスでベストセラーとなったという原作「The Outrun」(エイミー・リプトロットの回想録)の映画化。監督と脚本をノラ・フィングシャイト(『システム・クラッシャー』でベルリン国際映画祭銀熊賞受賞)が手がけ、シアーシャ・ローナンは主演のロナ役を務めるとともに、初のプロデュース業もおこなった。つ […]

  • 2026年1月11日

映画『インランド・エンパイア 4K』、ハリウッド女優の中で映画の物語と自身の人生が交錯しはじめる……。3時間に及ぶ永遠の問題作が4K上映

 昨年亡くなったデイヴィッド・リンチ監督が1996年に発表した約3時間の長編が、4Kで1月9日より新宿ピカデリーほか全国順次公開される。  「難解」という声もあるようだが、そもそもリンチは全体の脚本を完成させないまま、思いついたシーンをそのつど撮影していったというではないか。どうつなぐか、最終的にど […]

  • 2026年1月10日

映画『五十年目の俺たちの旅』、青春は世代を超える! 語り草の人気ドラマシリーズが、初映画化

 1975年に放映が開始されたテレビドラマで、その後も折に触れて再会収録が行われてきた“俺たちの旅”の、最新ヴァージョンであり、初めての映画化である。正直申し上げて私は過去作と出会う機会がなかったのだが、往年の映像がサンプリングされているのは親切だと思ったし、それによって登場キャラクターの時代ごとの […]

  • 2026年1月10日

映画『架空の犬と嘘をつく猫』、「嘘つき」の家系の羽猫家がたどり着いたものとは……。人気小説を豪華キャストで映画化

 1988年から始まる、ある家族の物語を描いた一作。寺地はるなの同名小説を原作に、森ガキ侑大が監督、菅野友恵が脚本を手掛けた。世界15大映画祭のひとつ「タリン・ブラックナイト映画祭」のコンペティション部門に選出された一作が、1月9日より全国ロードショーされる。  「こんな家族の形があるなんて」という […]

  • 2026年1月8日

映画『愛がきこえる』、「EXO」のメンバー“レイ”としても活躍するチャン・イーシンが父親役。中国で初登場1位を獲得した感動作が日本公開

 ろう者のシングルファーザー・シャオマーと娘・ムームーの物語。シャオマーの生きがいは7歳のムームーのことだけ。「娘の声はきっと、世界で一番きれいなはずだ」と想像しながら、日々を堅実に過ごしている。ムームーは父親のことが大好きだが、経済的事情のため学校には通うことができていない。  そこで別れた妻が登 […]

  • 2026年1月6日

映画『SEBASTIANセバスチャン』、ポスト・ヌーヴェルヴァーグの世界観を投影しながら、現代ロンドンの「ある風景」を描く

 サンダンス映画祭で話題を集めた一作が、1月9日よりシネマート新宿、シアター・イメージフォーラム、テアトル梅田ほかにて公開される。  主人公はロンドンに住むフリーライターで、いつか作家デビューをしたいと考えている青年マックス。彼が長編小説の題材に選んだ世界は「男性相手のセックスワーク」。そして、「も […]

  • 2026年1月1日

映画『ロストランズ 闇を狩る者』、ミラのアクションに息をのむ! あの『バイオハザード』『モンスターハンター』最強コンビの最新作

 ミラ・ジョヴォヴィッチ、ますます凄みが増している。元旦からこれが劇場で観られるのか! アドレナリンを呼び起こす100分間だ。  原作はアメリカ人小説家、ジョージ・R・R・マーティンの短編小説。それを7年の歳月をかけて映画化したという。ミラが扮するのはグレイ・アリスという魔女。人々に希望を託される存 […]

  • 2025年12月25日

映画『サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行』、『最強のふたり』の記録を超えた、フランスで年間No.1の大ヒット作

 相当ドジな宝石泥棒の親子がドタバタしまくる一作といえばいいか。この親子はその日も(いつものように)ひと仕事を済ませたのだが、追っ手をかわすべく逃げていたところ、路上にドアを開けたままの貸し切りバスが。それは、どうやら施設の面々がサマーキャンプに行くためのバスで、まだ到着していない1名の若者を待って […]

  • 2025年12月21日

映画『少女はアンデスの星を見た』、困難に立ち向かう少女たちへのメッセージ。第96回アカデミー賞国際長編映画賞のペルー代表に選出された一作

 2023年、ペルーで制作されたモノクロ映画。心の準備が必要な作品であると思う。主人公の少女の名前は「ヤナワラ」。これは「夜明けに輝く星」を意味する。とても愛情を注がれて生まれたのだろうと思われる。そして、両親を亡くしてからは祖父に育てられた。祖父は、経済的に難しい状態であっても、女性であっても、若 […]

  • 2025年12月20日

レオス・カラックス監督の初期の傑作が4Kレストア版として公開が決定。フランスが誇る異才監督の世界に浸る4作品

 フランスの異才、レオス・カラックス監督の初期作品が4Kリマスターで蘇る。『ポンヌフの恋人』が12月20日、『汚れた血』が1月10日、長編デビュー作『ボーイ・ミーツ・ガール』が1月31日、『ポーラX』が2月21日より渋谷・ユーロスペースほかで連続公開される。  1991年フランス公開の『ポンヌフの恋 […]