- 2025年12月4日
映画『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』、リム・カーワイ監督の原点となる一作が、デジタル・リマスター版として上映
2009年にマレーシア・中国・日本合作映画として制作され、その3年後に日本初公開された『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』が、デジタル・リマスターのうえ久々にスクリーン上映される。いまや大物監督であるマレーシア出身、リム・カーワイの初期を代表する一作だ。 モノクロとカラーのコントラストを生か […]
2009年にマレーシア・中国・日本合作映画として制作され、その3年後に日本初公開された『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』が、デジタル・リマスターのうえ久々にスクリーン上映される。いまや大物監督であるマレーシア出身、リム・カーワイの初期を代表する一作だ。 モノクロとカラーのコントラストを生か […]
150分を超える長編。描き方がひじょうに丁寧、たっぷりと行われている印象を受けた。とくに前半の幸せな場面はずいぶん念入りに紹介されているのだが、これがあとで利いてくる。主人公の不幸、孤独、他者からの無理解が深まれば深まるほど、前半の幸せな日々が際立ってくる。ああ、やはりこの映画には長い尺が必要だっ […]
2073年の日本を題材にした話題の舞台を映像化した一作。「2073年」など、ちっとも遠い未来ではない。あと48年すればやってくる。ちなみに今から48年前は1977年、ピンクレディーが大ブレイクした頃だ。そのくらいの距離しかない。 さてこの映画で描かれている2073年、日本国民は上級、中級、下級に […]
衝撃的な内容である。この物語の中で、何が消滅しているのか、というと、いろんなものがそれにあたるのだろうが……。物語中の子供の生み方は人工授精によるものがスタンダードであり、夫婦間の性行為はあってはならないものとされる。だからそんなことで子供を生んだ(子供が生まれた)ことがばれてしまったら、第三者が […]
小説家・村井理子の実体験を基にした作品。映画タイトルは、兄が先に亡くなって骨になってしまったことに由来する。この兄、かなり自由奔放なキャラクターで妹(村井)はそれを疎ましく思っていた。その自由奔放さゆえか、妙に他人に愛される一面もあったようだが、それも彼女にとっては理解を超える要素の一つであった。 […]
これは濃厚な一本だ。「731部隊の真実を追う」ということと、「現在の医療現場が抱える様々な問題に関する医療関係者への取材」を、70数分の中に収めるという離れ業がここにある。私が731部隊について知ったのは松本清張か誰かの著作だったと思う。とんでもないエリートたちが、とんでもない技術をもって、一種の […]
プピ・アヴァティ監督の古典的な2作品が劇場でかかることになった。東京・シネマート新宿ほかで『笑む窓のある家 4K修復版』は11月21日、『ZEDER/死霊の復活祭』は11月23日からの公開だ。(『ZEDER/死霊の復活祭』は回数限定公開) アヴァティは、自分が初めて知ったイタリア人映画監督かもし […]
海外のミュージカルを日本で身近に感じてもらおうと立ち上がった「松竹ブロードウェイシネマ」が好評だ。私もドルがこんなに高くなる前はしばしばニューヨークにミュージカルを見に行っていたが、どちらかというと繁華街のシアター・ディストリクトよりもオフ・オフ・ブロードウェイが主現場だったので、なんというか、大 […]
ゲン・ジュン監督が、1990年代に地元鶴岡で出会ったゲイ男性の経験をもとにまとめあげた――つまり実話をもとにしたラブストーリー。ポスターに描かれたキャッチフレーズ“黒竜江省のジャームッシュ”に、「うまいこというなあ」と唸らされた。けっこうドラマティックな内容だと思うが、描き方はごく淡々としていて、 […]
1970年に亡くなったフランスの映画監督で“映像詩人”の異名をとるアルベール・ラモリスが遺した傑作2作品が、4Kデジタル修復のうえ、11月14日からシネマート新宿ほかにて2本立てで公開される。 『赤い風船』は1956年のカラー作品。短い時間の中にポップでキャッチーな要素が詰め込まれていて(ストー […]