- 2024年6月1日
愛する者を奪われた「よそ者」の気持ちがわかるか! 感情移入必至のエクストリーム・アクション『FARANG/ファラン』
産声をあげたその瞬間から「悪」な人などいないはずだが、一度「悪」に染まると、その払拭は自分の力だけではどうにもならないのだろう。「悪」方面で光り輝いた者ほど、本人の意思など関係ないところで、「悪」方面からの熱い、カムバックに向けてのラブコールを受け続けることになる。更生とは、かくも難しい。 映画 […]
産声をあげたその瞬間から「悪」な人などいないはずだが、一度「悪」に染まると、その払拭は自分の力だけではどうにもならないのだろう。「悪」方面で光り輝いた者ほど、本人の意思など関係ないところで、「悪」方面からの熱い、カムバックに向けてのラブコールを受け続けることになる。更生とは、かくも難しい。 映画 […]
夢のある作品だ。藤子不二雄のSFマンガにありそうだな、とも感じた。 母・ポクチャは、亡くなってもう3年目になるが、成績優秀の自慢の娘・チンジュに会いたいとばかりに、天国から3日間の休暇を与えられて地上に降りてきた。母からは娘が見えるし声も聞くことができるけれど、娘から母親は見えないし声も聞こえな […]
父として、夫として、仕事に就く者として、男として。そのすべての分野で等しく優れている者など、果たして世の中のどこにいるだろうか。どこかに力を注げば必ずどこかがおろそかになり、つまり、どうしようもなくデコボコしてしまう人間像こそが現実のものだろう。この映画の主人公レオは老境に入って久しい人物だが、映 […]
衝撃的な内容だ。軍人とはこんなに切ないものなのか。上の者の命令に従って、がんがん軍事行動をして、自分の命は助かって、退役したところで、出くわした風景がこれなら、いたたまれない。 主人公のライアンは元特殊部隊員。全身これ鋼という感じで、身体能力に優れている。強い者の強さを大いに味わいながら過ごして […]
「妙にリアル」なところに惹かれてしまう。逆に言えば、「はるか遠い未来の話」という枠に収まっていない。そう考えると、1950年代や60年代前半の映画で、なかば牧歌的に描かれていたような未来や宇宙の風景は本当に「今は昔」となった。 監督・脚本・製作のフランソワ・デスクラックは2009年からこの作品を […]
2021年制作のロシア映画が公開されることになった。社会派、ミステリー、歴史もの、サスペンス、SF、いろんな言葉が思い浮かぶが、どれもしっくりこない。その間を悠々と泳ぎまわりながら、観る者を、妖しい世界へと案内してくれるといおうか。 描かれている時代はソビエト連邦崩壊までの、およそ10年間。199 […]
一瞬で壊れる日常のもろさ、その後の言動によってあぶりだされる各人の品性。観た後も深い余韻を残すとともに、「こうなった場合、自分はどう行動するだろう。ここまで生き残ることに執着できるだろうか」と自問自答せずにはいられない一作がこの『ザ・タワー』である。 物語の舞台は、フランスのとある団地。団地の住 […]
なんとも想像力をかきたてられるタイトルだが、視聴時間が進むにつれて、「ああなるほど」と合点がいく。物語の軸となるのは、ニューヨークのゲイカルチャーやパンク~ニュー・ウェイヴ・シーンともかかわりを持つ写真家のナン・ゴールディン。もうひとつの軸は、「オピオイド鎮痛薬」の一種であり、全米で50万人以上が […]
『クリフハンガー』、『ダイ・ハード2』、『ディープ・ブルー』などを手掛けた監督を務めたレニー・ハーリンの新作というだけで、痛快なアクションや二転三転するストーリー展開は約束されたといってもいい。原作はポール・リンゼイがノア・ボイド名義で上梓したサスペンス。円熟の域に達したアーロン・エッカートが主人 […]
観終わった頃には、誰もが自分の親友を思い起こすに違いない。その親友と今も交流していても、しばらく疎遠になっていても、もう二度と会えなくても、だ。 2016年の中国・香港合作映画『ソウルメイト/七月と安生』を、韓国・済州島を舞台とする物語に再生。ミソ(キム・ダミ)とハウン(チョン・ソニ)の関係を主 […]