- 2026年2月7日
映画『レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター』、薬物で破滅していく親子。アロノフスキー、2000年の傑作が4K上映
登場人物の誰も幸せにならない一作といえばいいか。やるせない気持ちになるが、同時に「このリアルから目を背けてはいけないのだ」とも思う。原作はヒューバート・セルビーJr.、監督はダーレン・アロノフスキー、脚本はふたりで手掛けた。 たぶん、根はいい人であろう母と息子の物語。母はコニーアイランドに住み、 […]
登場人物の誰も幸せにならない一作といえばいいか。やるせない気持ちになるが、同時に「このリアルから目を背けてはいけないのだ」とも思う。原作はヒューバート・セルビーJr.、監督はダーレン・アロノフスキー、脚本はふたりで手掛けた。 たぶん、根はいい人であろう母と息子の物語。母はコニーアイランドに住み、 […]
「悪魔祓い」をこれでもかと堪能できる一作だ。脚本・監督はいかに悪魔祓いの過程をディテールたっぷりに描くべきか考えに考え抜き、役者たちはいかにリアリティを感じさせる悪魔祓いを届けるのかに腐心したのではないか。とにかくこの悪魔祓いシーンが圧巻である。 物語の核となるのは原因不明の発作に苦しむヒジュン […]
アヌシー国際アニメーション映画祭 コントルシャン部門 審査員特別賞、チェコ・ライオン賞 アニメーション映画賞・音楽賞、スロバキア映画賞 アニメーション映画賞・音楽賞に輝く一作。つまり音楽と(人形)アニメの両方を愛する人には特におすすめしたい作品だだ。 主人公のベンは、音楽と料理が大好きな12歳。 […]
正直に言うと私はこの作品に出会うまでエドワルド・リモノフという人物を知らなかった。が、鑑賞することで、リモノフ像が自分の中に入ってきた。こういう体験ができるから映画は面白い。 「やけに攻撃的な男だな」というのが、映画を通じてのリモノフに対する第一印象であり、それは物語が終了に近づくにしたがってい […]
すさまじくユーモラスな作品だと思う。ペルシャ語やフランス語のネイティヴや、カナダ・ウィニペグと縁のある人なら、笑いっぱなしではなかろうか。だがこの「笑い」、大声でワハハワハハというたぐいのものでない。ついニヤリとしてしまい、口の端っこが予期せずあがって、なんとはなしに声が漏れてしまう、という類の「 […]
全世界興行収入が300億円を超えたと伝えられるトレンディなコメディ作品『恋するプリテンダー』でファンを一気に増やしたに違いないシドニー・スウィーニーが、絶大な意気込みのもとに取り組んだ作品が、この『IMMACULATE 聖なる胎動』であるとの印象を受けた。非常に難しくも実にキャッチーな役柄を、とき […]
教育の現場は難しい。子供たちは当然ながら子供であり、教師たちは成人だ。成人にとっては既に通ってきた道であっても、子供たちにとっては初めて通る道であり、時にそれは命を懸けた大冒険となる。といってもこの映画は「子供と大人」の話ではない。主人公のチェンは高校の教師だ。つまり「大人への脱皮をはかろうとして […]
バディ、クライム、サスペンス、アクション等の要素がこれでもかと詰め込まれた一作。主人公のふたりは義兄弟的な関係を築いているが、その“仕事”ぶりにはクセがある。表の顔は、刑事。だが裏金を取りまとめるという裏の顔もある。つまり「捕まえるほう」と「捕まえられるほう」を兼ねているのだ。それをシチュエーショ […]
第74回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(芸術貢献賞)、第57回シッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀作品賞に輝く一作。タイトルに出てくる単語“バス”は乗り物ではなくフロ(bath)を示す。なぜこの題名なのかは観ていくうちにわかる。 時代背景は18世紀半ば、場所はオーストリア北部の小さな村、主人公は […]
ホラー+ミステリー+サスペンスのスリリングな盛り合わせといった感じだ。一部で熱狂的に支持される怪奇作家、H・P・ラヴクラフトの1933年作品「魔女屋敷で見た夢」を原案にした1作であるという。“一筋縄ではいかない”という言葉がまことにふさわしい展開で、惜しげもなく噴き出る血(しかも黒みを帯びているよ […]