TAG

映画

  • 2025年11月16日

「松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋」。日本に居ながらにして欧米の名門劇場へ!

 海外のミュージカルを日本で身近に感じてもらおうと立ち上がった「松竹ブロードウェイシネマ」が好評だ。私もドルがこんなに高くなる前はしばしばニューヨークにミュージカルを見に行っていたが、どちらかというと繁華街のシアター・ディストリクトよりもオフ・オフ・ブロードウェイが主現場だったので、なんというか、大 […]

  • 2025年11月13日

映画『ベ・ラ・ミ 気になるあなた』。注目の監督が完成させた、温かな抱擁の物語

 ゲン・ジュン監督が、1990年代に地元鶴岡で出会ったゲイ男性の経験をもとにまとめあげた――つまり実話をもとにしたラブストーリー。ポスターに描かれたキャッチフレーズ“黒竜江省のジャームッシュ”に、「うまいこというなあ」と唸らされた。けっこうドラマティックな内容だと思うが、描き方はごく淡々としていて、 […]

  • 2025年11月7日

映画『旅と日々』。原作・つげ義春。ロカルノ国際映画祭にて金豹賞《グランプリ》とヤング審査員賞特別賞をW受賞した話題の一作

 つげ義春の「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」をモチーフとした一作だが、音楽でいうところのメドレーでもマッシュアップでもない。入れ子構造になっていて、その移り変わりが楽しい。  夏男と渚がふと出会い、一度それぞれの位置に戻って、翌日も出会い、台風が近づいている、どう考えても寒い海で刹那的に泳ぐ― […]

  • 2025年10月26日

映画『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』が公開。舞台挨拶で日穏は、「僕、こんな風に思われてるんだ」。主人公の天然キャラに共感と喜びを吐露

 『違う惑星の変な恋人』が東京国際映画祭・アジアの未来部門に選出された木村聡志監督の最新作『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』。SKY-HI率いるBMSGのオーディション企画「THE LAST PIECE」から生まれたボーイズグループ、STARGLOWのKANONとして注目を集める日穏をはじめ、今森茉耶 […]

  • 2025年10月25日

映画『やがて海になる』。人生に悩みながら懸命に生きる者の姿を、瀬戸内海の美しいロケーションと共に丹念に描く

 8月から広島、9月から呉で先行上映されていた一作が、10月24日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国公開される。監督の沖正人は『ある役者達の風景』で名を挙げた気鋭。この映画は監督が、生まれ故郷を舞台に、(おそらく相当な割合で)自分の人生を投影しながらつくりあげた内容である、という印象を […]

  • 2025年10月23日

給食バトルは終わらない。大ヒットシリーズの最新作では青森・岩手への修学旅行をフィーチャー。『おいしい給食 炎の修学旅行』

 前作『劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ』の興行収入が約2億円、と大ヒットを記録した人気シリーズの最新作が10月24日より公開される。物語の舞台は北海道の函館、時代背景は1990年であるそうだ。古き良き時代の話だからかメニューは豪華で、最近のニュースなどで報道されているような腹がとても […]

  • 2025年10月17日

「元受刑者」が偏見のなかで、自らの文化、家族、ルーツとのつながりを取り戻してゆく。『モロカイ・バウンド』

 「モロカイ」とは、オアフ島やマウイ島の間にあるモロカイ島のこと。「観光開発が最も少なく、手つかずの自然とハワイの伝統文化が今も息づく。人口は約7千人、ほぼ半数はネイティブ・ハワイアンの血を引いている」とのことだ。このモロカイ島を舞台にしたのが本作である。  主人公の男性・カイノアはおよそ7年もの間 […]

  • 2025年10月12日

淡路島の土地で生きる人々、日本の第一次産業の現状を映し出すシリーズ第5弾。『種まく旅人~醪のささやき~』

 「映画を通して第一次産業の素晴らしさや豊かさを伝えていきたい」というコンセプトで、2012年に始まった『種まく旅人』シリーズ。その5年ぶりとなる通算第5弾は、兵庫県淡路島が舞台。中心となるのは、淡路島で作られる日本酒と兵庫県を代表的産地とする酒米・山田錦だ。  淡路島の老舗酒蔵に、農林水産省官僚が […]

  • 2025年10月5日

大きく生きよう! 料理と音楽を愛する思春期の少年の成長を描く人形アニメ。『リビング・ラージ!』

 アヌシー国際アニメーション映画祭 コントルシャン部門 審査員特別賞、チェコ・ライオン賞 アニメーション映画賞・音楽賞、スロバキア映画賞 アニメーション映画賞・音楽賞に輝く一作。つまり音楽と(人形)アニメの両方を愛する人には特におすすめしたい作品だだ。  主人公のベンは、音楽と料理が大好きな12歳。 […]

  • 2025年10月4日

15歳のテニス・アカデミー生はなぜ沈黙するのか。コーチと生徒の関係に問題意識を投げかける。『ジュリーは沈黙したままで』

 大坂なおみがエグゼクティブ・プロデューサーを務める一作。ベルギーが生んだ気鋭レオナルド・ヴァン・デイル監督の長編第1作にあたり、第77回 カンヌ国際映画祭 批評家週間 SACD賞、第97回 アカデミー賞 国際長編映画賞ベルギー代表に選ばれた。  ストーリーは相当にシリアスだ。主人公のジュリーは、大 […]