- 2025年5月13日
大ヒットシリーズの第3作。おばさんの行方を追うとともに、自らのルーツにも迫る。『パディントン 消えた黄金郷の秘密』
プーさんほど漫画っぽさ、かわいさ方面に寄せることはなく、かといって集落を襲って死者7人・負傷者3人を出した三毛別羆事件ほどの恐ろしさもない。中庸なのが本作の熊キャラ、パディントンの特色だ。英語がペラペラで思考は冷静、それによく気が利く。服もしっかり着て、人間との関係も実に良好、まさに紳士熊といった […]
プーさんほど漫画っぽさ、かわいさ方面に寄せることはなく、かといって集落を襲って死者7人・負傷者3人を出した三毛別羆事件ほどの恐ろしさもない。中庸なのが本作の熊キャラ、パディントンの特色だ。英語がペラペラで思考は冷静、それによく気が利く。服もしっかり着て、人間との関係も実に良好、まさに紳士熊といった […]
ホラー+ミステリー+サスペンスのスリリングな盛り合わせといった感じだ。一部で熱狂的に支持される怪奇作家、H・P・ラヴクラフトの1933年作品「魔女屋敷で見た夢」を原案にした1作であるという。“一筋縄ではいかない”という言葉がまことにふさわしい展開で、惜しげもなく噴き出る血(しかも黒みを帯びているよ […]
「OKA」(オカ)はカンボジアの言語で“チャンス”という意味。このドキュメンタリー映画は、同地でそう呼ばれたボランティア男性、「ひとりNGO」こと栗本英世(くりもとひでよ)にスポットを当てた1作だ。氏は1996年にカンボジアに入り(内戦終了後)、村人たちと共に地雷を取り除き、学校を建て、人身売買の […]
2020年の初めぐらいから何かが渦巻き、春が来る頃には世界中が暗雲で覆いつくされた――。もう思い出したくもないのが、あのパンデミックの日々である。あえてひとつポジティヴなものを見つけ出そうとするなら、あのころ、少なくとも「いつか再びやってくる日常」を希求する気持ちとともに、人々がビヨンド・クリード […]
19世紀から20世紀にかけて実在したフランス人女性がモチーフであるという。主人公のロザリーは、多毛症である。もっとくだけた言葉でいえば、「すごく毛深い」。当然ながら、それは彼女にとってコンプレックスだ。こまめに剃らなければ、たちまちヒゲ面になってしまうのだ。カフェ店主との結婚当初もこまめに剃ってい […]
1978年以降、現在までのどこかを子供として過ごした人なら、ギンビス社のお菓子「たべっ子どうぶつ」を必ずや食べたことがあるに違いない。今では世界20か国以上で販売されているとのことだ。が、そのキャラクターがアニメになって、歌い、踊り、しゃべるとは、まったくもって予想の斜め上をいっていた。ぞうくん、 […]
2012年にアメリカ人女性として初めてボリショイ・バレエ団とソリスト契約を結んだジョイ・ウーマックの体験に基づく一作。この「アメリカ人」というのがポイントであるように感じられる。いくらアメリカ人であろうが、地球のすべてでデカい顔ができるとは限らない。ボリショイ・バレエの世界でも中心にはいない。踊れ […]
2004年ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映された1作。つまり製作から約20年を経てついに日本で劇場公開されるわけだが、なんというか、非常に「今」な作品である、というのが第一印象だ。そしてその第一印象の何割かは、とある日本の芸能界の事件を思い起こさせた。 1981年夏、カンザス州の田舎町ハッチン […]
映画のタイトルに登場する“フーバオ”とは、韓国で初めて自然繁殖で生まれたパンダのこと。性別はメス、名前には「幸せを与える宝物」という意味があるという。“私”とは、その飼育員を示す。この作品はアミューズメントパーク「エバーランド」飼育員とフーバオの交流を軸に、フーバオの成長、飼育員の半生や家族、パン […]
期せずして、ということだろうが、最近はなんだか復讐系の映画が多い。『皆殺しに手を貸せ』、『アマチュア』、そして本作、皆そうだ。もちろん味付けはどれも異なっていて、つまり「恨みはらさでおくべきか」というマインドが、いかに人々の心を活気づかせ、クリエイターの創造心を刺激するか、ということなのだろう。そ […]