- 2025年4月12日
NYの有名刑務所が舞台。収監者更生プログラムの「舞台演劇」にちなむ実話を映画化。『SING SING(シンシン)』
ニューヨークの「シンシン刑務所」やシカゴの「クック郡刑務所」の名を知っている日本人は十中八九、ディープな音楽ファンに違いない。後者にはB.B.キングやジョージ・フリーマンのライヴ盤があり、前者には今なお第一線で活躍するピアニスト、エディ・パルミエリの歴史的なライヴ盤『Recorded Live a […]
ニューヨークの「シンシン刑務所」やシカゴの「クック郡刑務所」の名を知っている日本人は十中八九、ディープな音楽ファンに違いない。後者にはB.B.キングやジョージ・フリーマンのライヴ盤があり、前者には今なお第一線で活躍するピアニスト、エディ・パルミエリの歴史的なライヴ盤『Recorded Live a […]
ひんやりした不気味さ、乾いたユーモアをもつ作品。腹を抱えて笑うというよりは、口の端っこ4分の1ぐらいがほころんでくるような感じ。どこまでも続いていきそうな展開を持つ話を、あえてあそこで切ってエンディングにしたのも、ひとつの鋭敏なセンスであろう。 北浦兄弟の兄・ソウタは父親と一緒に暮らしているが、 […]
確かに俺はいろんな暗殺をしてきたが、別に好きでそうしてきたわけじゃない。俺だってひとりの男だ、人間だ。もうそろそろ落ち着いて、普通の生活がしたい。できるだけ静かに、穏やかに。 と、本人が強くそう思ったとしても、周りが彼をそうはさせない。しかも今回は、依頼されたのではなく、彼の中に煮えたぎる怒りが […]
1978年制作の映画『天国の日々』が4K化されて、4月4日からヒューマントラスト有楽町ほか全国順次公開中だ。 釈迦に説法かもしれないが、本作にはいくつものエピソードがあり、『天国の日々』もその例にもれない。マジック・アワーと呼ばれる日没間近の柔らかい光の中のロケにこだわった結果、1日の撮影時間は […]
「光州事件」について人前で書くには私はあまりにも準備が足りない。「光州事件 わかりやすく」と検索しても、どうにもわかりきれない。ただ首都・ソウルから300㎞ほど離れている場所であることを知ったうえでこの映画を観ると、いっそうリアリティが湧いてくるとは感じた。北海道でいうと札幌から稚内ぐらいまでの距 […]
「見たことのない見せ方をしてくる映画」である。とあるカテゴリーが歳月を経て成熟していくと、とかくそう思われがちになるといってもいいであろう概念「あらゆる手法が出尽くしてしまって、もう新たな開拓余地はない」などということは実際のところはないのだ、少なくともクリエイティヴな感性の持ち主がいれば、という […]
90歳での映画単独初主演作品『九十歳。何がめでたい』が日刊スポーツ映画大賞主演女優賞を受賞、ますます精力的な活動を続けるリヴィング・レジェンドが草笛光子である。日本のテレビ史に必ずと言っていいほど登場する伝説的番組『光子の窓』のパーソナリティとしても名を残す。その草笛光子の最新主演映画が、『アンジ […]
虚実ないまぜ、リアルとファンタジーの間を揺れ動く、なんとも不可思議な作品だ。最初の数分、「どう見ればいいのだろうか?」と心の中がゆらゆらしたことを正直に申し上げておきたい。が、自分の鑑賞上のスタンスなどいったん忘れて、映像の流れに身を任せていくと、これが面白い。と同時に、これはとんでもない社会派作 […]
ニコラス・ケイジがプロデューサーを務めた、話題作にしてヒット作が遂に日本公開される。2024年の独立系映画の全米興収NO.1に輝くとともに、過去10年における独立系ホラーの全米最高興収を記録したという。 「連続殺人事件」がカギとなる「ホラー」作品なのだが、めったやたらに殺しのシーンがあるわけでは […]
高校のテコンドー部に所属するジュヨンと、少年院の学生(だが一時的に外に出て社会生活を送っている)イェジというふたりの少女の成長物語にして恋物語である。物語の舞台は1999年、当然スマホはない。性差別や階級差別などはごく当たり前で、運動部の男性コーチなど「暴力で部員を鍛えてやるのが当然」という感じで […]