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原田和典

  • 2026年1月1日

映画『ロストランズ 闇を狩る者』、ミラのアクションに息をのむ! あの『バイオハザード』『モンスターハンター』最強コンビの最新作

 ミラ・ジョヴォヴィッチ、ますます凄みが増している。元旦からこれが劇場で観られるのか! アドレナリンを呼び起こす100分間だ。  原作はアメリカ人小説家、ジョージ・R・R・マーティンの短編小説。それを7年の歳月をかけて映画化したという。ミラが扮するのはグレイ・アリスという魔女。人々に希望を託される存 […]

  • 2025年12月25日

映画『サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行』、『最強のふたり』の記録を超えた、フランスで年間No.1の大ヒット作

 相当ドジな宝石泥棒の親子がドタバタしまくる一作といえばいいか。この親子はその日も(いつものように)ひと仕事を済ませたのだが、追っ手をかわすべく逃げていたところ、路上にドアを開けたままの貸し切りバスが。それは、どうやら施設の面々がサマーキャンプに行くためのバスで、まだ到着していない1名の若者を待って […]

  • 2025年12月21日

映画『少女はアンデスの星を見た』、困難に立ち向かう少女たちへのメッセージ。第96回アカデミー賞国際長編映画賞のペルー代表に選出された一作

 2023年、ペルーで制作されたモノクロ映画。心の準備が必要な作品であると思う。主人公の少女の名前は「ヤナワラ」。これは「夜明けに輝く星」を意味する。とても愛情を注がれて生まれたのだろうと思われる。そして、両親を亡くしてからは祖父に育てられた。祖父は、経済的に難しい状態であっても、女性であっても、若 […]

  • 2025年12月20日

レオス・カラックス監督の初期の傑作が4Kレストア版として公開が決定。フランスが誇る異才監督の世界に浸る4作品

 フランスの異才、レオス・カラックス監督の初期作品が4Kリマスターで蘇る。『ポンヌフの恋人』が12月20日、『汚れた血』が1月10日、長編デビュー作『ボーイ・ミーツ・ガール』が1月31日、『ポーラX』が2月21日より渋谷・ユーロスペースほかで連続公開される。  1991年フランス公開の『ポンヌフの恋 […]

  • 2025年12月19日

映画『世界一不運なお針子の人生最悪な1日』、スイスの小さな町に住むお針子がある日、麻薬取引の現場を……。驚嘆のコメディスリラー

 『Sew Torn』という原題がこんなに素敵な邦題になるとは。内容はまさにこの邦題そのものなのだが、かといってこの言葉におさまるものではない激しさも溢れるほどあり、なんというのだろう、「お針子」という、一見おだやかで平和そうな職業が、こんなにアグレッシヴな瞬間にさらされることがあるのだということを […]

  • 2025年12月18日

映画『これからの私たち – All Shall Be Well』、薄い人情、突き破れない現実。アジア・クィア映画界を牽引するレイ・ヨン監督の話題作

 「アジア」「現実」、その2つのワードが太字になって、こちらの眼前に迫ってくる印象を受けた。  舞台は香港。前半で描かれている「私たち」は、パットとアンジーという女性カップルであると感じた。同性婚はまだ認められていないけれど、ふたりはもちろん仲良し、周りもそれを温かに見守っているように見える。その先 […]

  • 2025年12月17日

映画『悪魔祓い株式会社』、マ・ドンソクが悪魔を相手に、骨太アクションで迫る! ホラー・エンターテインメントの決定版

 ホラーとコメディの要素が入り混じった痛快な一作。「異常行動を繰り返し、医療の力ではどうにもならない妹を助けてほしい」という依頼を精神科医の姉から受けた「悪魔祓いチーム」が大活躍する内容といえばいいか。折しも世の中は悪魔崇拝のカルト集団によって混乱していた。いつまでもその状況ではいけない、と意気ごむ […]

  • 2025年12月16日

映画『シャドウズ・エッジ』、ジャッキー・チェンと気鋭役者たちのチームワークも光る、痛快なサイバー・バトル・アクション

 中国で4週連続興行収入ランキング1位を記録したヒット作が遂に日本上陸。次世代の役者をたっぷりフィーチャーしながら、場数を踏んだ大ベテランが、締めるところは締める。その世代間交流に、さわやかな気持ちになった。  昨年70歳になったジャッキー・チェンが、伝説と呼ばれた元・警察官役を演じる一作。マカオで […]

  • 2025年12月16日

映画『シェルビー・オークス』、一本のビデオテープが禁断の扉を開ける。12年前に失踪した少女は今……?

 “シェルビー・オークス”とは、アメリカ・オハイオ州の町。だが映像を見る限りでは巨大な廃墟といった感じだ。かつては大いに栄えていたそうだから、ゆえに、その「残骸ぶり」が寂しく、怖く感じられるのかもしれない。ある種「踏み入れてはいけない場」という印象も受ける。  そこに踏み込んでしまったのが、人気ホラ […]

  • 2025年12月15日

映画『エディントンへようこそ』、A24製作、アリ・アスター監督の新作は、コロナ禍の地方都市が舞台の“炎上スリラー”

 新型コロナウィルスの恐怖が本格的に世界中の人々を覆い始めたのは2020年の春だったと記憶する。一時は、世界が協力してこの難事に立ち向かおうというような姿勢が垣間見えて、「仲良くしようとすればできるんじゃないか? だとすればなぜそれを普段からしないのか?」という考えにもさせられたが、結局なんだかんだ […]