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ザジフィルムズ

  • 2025年8月10日

チェコの鬼才監督ヤン・シュヴァンクマイエルの、「最後の長編劇映画」が遂に一般公開。ほか話題作も同時上映

 チェコの鬼才監督ヤン・シュヴァンクマイエル(1934年9月生まれ)の、日本では約10年ぶりとなる特集上映が行われる。  『蟲』は、監督自身が「自分にとって最後の長編劇映画」と宣言した一作。やはりチェコ出身であるチャペック兄弟の戯曲『虫の生活』の第二幕「捕食生物たち」に取り組むアマチュア劇団の物語、 […]

  • 2025年6月3日

マストロヤンニ晩年の傑作。日本初公開から37年の歳月を経て、4K修復ロングバージョンで上映。『黒い瞳 4K修復ロングバージョン』

 原作者アントン・チェーホフの没後120年、主演俳優マルチェロ・マストロヤンニの生誕100年を記念して、『黒い瞳』が4K修復ロングバージョンとして劇場公開される。トータル約25分間のシーンがオリジナル版に追加されているという。  私はオリジナル版に接することのないまま今に至ってしまったので比較対象は […]

  • 2024年12月13日

「刺激的で鋭い洞察力に富んだ風刺コメディ」と称賛されたブータン映画の話題作が日本上陸。『お坊さまと鉄砲』

 落語のような物語展開に親しみがわく。私はブータンに行ったことがなく、そもそも「ゾンカ語」の映画を観ること自体初めてなのだが、雄大な自然、人々の笑顔、素直そのもののセリフ(それは、相手がこなまずるければこなまずるいほど「イノセントの鋭さ」を増す)、大いに満喫した。第96回「アカデミー賞 国際長編映画 […]

  • 2024年5月5日

ベルリン映画祭 銀熊賞(主演俳優賞/脚本賞)2冠受賞作品。実話から生まれた、深く考えさせられる一作『ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ』

 歴史にタラレバはないとしても、「あの日にあの出来事が起きていなければ、世の中にはもっと笑顔があふれていたはずだ」と痛感させる物事は多い。2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロも、そのひとつだろう。  が、この映画で主人公となっているのはどうにも事件と関係のなさそうな、ドイツのブレーメンに […]

  • 2023年11月10日

「罪という字を消して勇気と書く。愛という字を消して君と書く……」。全身全霊の愛とは何か、観る者に問う『蟻の王』

 1960年代の実話、いわゆる“ブライバンティ事件”に基づく映画だ。  イタリアのピアチェンツァに住む主人公のアルドは詩人で劇作家、蟻の生態研究者。見識に富む、ひじょうに知的な人物だ。だが彼は同性愛者であるがゆえに、カトリックとマルキシズムの国では、とんでもない無法者とみなされる。やがて生徒のエット […]

  • 2023年4月26日

現代モンゴルの話題作が日本上陸。映画デビューの新鋭と、30年ぶりに銀幕復活したベテランが共演

 モンゴルときいて、あなたは何を思い浮かべるだろうか。山脈、草原、朝青龍……そんなイメージが浮かんでいた方に、まず申し上げたい。「この映画を観ると、ぶっとぶぞ」と。『セールス・ガールの考現学』は4月28日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショーされる。  主人公はモ […]

  • 2022年11月4日

名匠ヴァルダの、再評価高まる80年代作品が本人監修のDCP素材で劇場公開

 2019年に90歳で他界した映画作家アニエス・ヴァルダ。いまなおラブコールがやまない彼女が1985年に監督・脚本・共同編集として名を刻む重要作『冬の旅』の、久々の日本における劇場上映が実現する。  冒頭から、いきなり冷え冷えしたショッキングなシーンが目に飛び込んでくる。場所はフランスの片田舎、季節 […]

  • 2021年5月18日

60年代に世界を魅了した「カトリーヌ・スパーク」に今、はまるチャンス。傑作4本が特集上映

 ファッション、色彩、音楽も含めて、ポップな1960年代ヨーロッパの面白味に浸ることができる特集上映。それが「カトリーヌ・スパーク レトロスペクティブ」だ。  カトリーヌは1945年、フランスのパリに生まれた。父親が『嘆きのテレーズ』など歴史的名画に関わるシナリオライターだったり、伯父がベルギーの外 […]